昔、今でいうGT５００みたいなレースで プリメーラとかアコードとかが走っていませんでした？ そのクラス（？）のマシンって速かったんですか？

Answer 1

JTCCですね。
93年まで日本ではスカイラインGT-R、BMW M3,シビック・レビンなどが混走するグループA規定のツーリングカーレースが行われていました。
GT-R人気や星野組vs長谷見組のバトルで人気を博しましたが、イギリスで行われていた2リッターのセダンFF車のツーリングカーレースが息もつかせぬバトルでものすごい人気を集めていたため(BTCC。今でも同じように人気です)、FIAがこのクラスのレースを「ツーリングカークラスII」と規定しました。
日本もこれに追随し、グループAからこのツーリングカークラスIIに移行しました。
初年度94年はドイツから世界同時制圧を目論むBMW・シュニッツアーチームが参戦。
これをトムスの関谷正徳(コロナ)が最終戦・インターTECでの大逆転劇で見事迎撃しました。
今まで見たことのない「超接近戦＆肉弾戦＆集団戦」が幾度となく行われましたのでこの年はかなりの人気を集めました。
関谷のチームメイトはF1浪人中の鈴木亜久里でした。
日産はプリメーラ、ホンダはシビック(セダン)を投入(しかしながらコロナ＆BMWの争いに割ってはいることはあまりありませんでした)。
そのほか多くのプライベーターが参加してサーキットは大賑わいで、ワークス・メーカー同士の争いという印象が非常に薄いレースでした。
富士旧コースのラップタイム1分48秒くらいだったと思います(この年GT選手権も始まっていますが一番速い車で1分36秒くらいです)。
翌95年はコロナエクシヴがシリーズを席巻しましたが、今度は・インターTECでの大逆転でBMWのスティーブ・ソパーが関谷を大逆転。
シュニッツァーチームはこの年をもって日本から撤退しました。
96年は94年・95年とトヨタ陣営に煮え湯を飲まされ続けたホンダが掟破りとも言えるスーパーマシン・アコードを投入、プライベーターを切り捨てました。
これを発端にこのシリーズはメーカー同士の争いがフューチャーされるようになり参加台数が激減、雲行きが怪しくなってきました。
96年・97年とシリーズを席巻し、97年にダブルタイトルを獲得したホンダが「初期の目標を達した」と一方的に撤退すると日産もこれに追随。
98年はトヨタ車のみの寂しいレースとなり、この年限りでこのシリーズは終了しました。
97年の旧富士のタイムは1分33秒くらい。
GT500は1分28秒くらいですから、初期の運動会的な雰囲気からはまぁずいぶんと洗練されましたね。
これが果たして良かったのか悪かったのか・・・・・。

ちなみに・・・・・。
94年に関谷が大逆転で、と書きましたがこれは残り数周といったところでサントリーコーナー進入で2台をゴボウ抜きして逆転したものです。
この頃はマシンの車格もとても小さく、旧富士では至る所で抜きつ抜かれつのバトルが勃発していました(しかも数台まとめて)。
97年には車格がGT500と大差ないくらいの車格にマシンが肥大化してしまったため、サントリーコーナーで並びかけるなんてことが殆どなくなってしまいました。
これも人気低下の一因です。

質問者からのお礼コメント

詳しい情報ありがとうございました。

Answer 2

全日本ツーリングカー選手権 の９４年以降ですね。
リザルトでは、
一番早かった97年の富士 インターTECの予選で、
服部 尚貴 ホンダ・アコード 1:33.593
同じ年の、GT選手権が、
M.クルム トヨタ・スープラ 1:28.625
真夏で条件悪くとも、5秒は速いですね。

初年度からイキナリ人気が無く、
仕方ないので他国と同じようにエアロOKにしてみたり、
ウェイトハンデなどなど、てこ入れ図ります。結局失敗するけど。
よーするに、
日本人は、4ドアの「おっさん車」セダンで争うようなレースには、
魅力を感じなかったワケです。

Answer 3

JTCCはそこまで速くなかったような・・・

旧富士で当時のGT500と8秒くらいのラップ差だったかな。
あの時の５００は１’２５くらいで走ってたけど、JTCCは１’３３とかが出ればいいほうだったし。

Answer 4

現在がSuper-GTで、その昔（１９９３年ですから２０年くらい前）に４ドアセダンの車でJTCCなるツーリングカー選手権が行われました。ドイツやイギリスに合わせたモノですが、自動車メーカーの撤退等で盛り上がりに欠け、結局JGTC（全日本GTカー選手権？）になり、今のスーパーGT選手権に繋がるわけでおます。エンジンはニリッターNAなんで、「迫力」には欠けたかもしれませんね！。

Answer 5

ＪＴＣＣだと、思いますあんまりに速い車じゃなかったと、思いますよ。