日産 ローレル 「当時のディーゼル乗用車の中では最高峰でし...」のユーザーレビュー

当時のディーゼル乗用車の中では最高峰でし...

2007.12.5

総評

当時のディーゼル乗用車の中では最高峰でした。同じエンジンを積んでいる車種に、セドリックやグロリアもありましたが、それらと比較し車重が軽かったため、コーナリングや加速も２リッターガソリン車（ＲＢ２０Ｅ）に引けを取らないものでした。吹け上がりも鋭く、６千回転フルスケールのタコメーターの針が５千回転をあっさりと指し、オートマではありましたが２速で９０キロまではあっという間でした。高速巡回走行も得意で、低回転でユルユル走りました。そのくせ、当時の２リッターガソリンではリッター８キロも走れば良い方でしたが、これは１３キロは楽に走っておりました。タンクは６０リッターでしたが、７００キロは無給油で走れたものです。
最後はエンジンを酷使しすぎたためか、燃料ポンプから軽油が漏れだしたり、激しい走りのためかオートマチックが１速に入らなくなったりと、ひどい状況となりましたが、大好きなクルマでした。パワーがあってバリッと走るだけが最高のクルマではないことを教えてくれました。

満足している点

・エクステリア、インテリアともに当時の最高水準。
・ＦＲの走り。非常にナチュラル。
・乗り心地は柔らかいが、粘りのある走りをする。
・寒冷地仕様だったため、ドアミラーヒーターが標準装備。ブルーのミラーがおしゃれ。
・ＬＳＤがビスカス式ではあったが入っていたため、冬道もそれほどスタックすることなく走れた。エンジンが重いため、重量バランスが悪いだろうという先入観が吹き飛ぶほどだった。雪上ドリフトをしても、挙動がスムーズで運転しやすい。
・ハンドルが革巻きで、オーディオコントロールもできる。
・着座位置が低いため、ちょっとしたスポーツカーと変わらない目線。善し悪しはありますが。。。
・シートが良い。特に助手席の中折れシートは、どうして今はほとんどないのか不思議である。
・バンパーが出ていたスタイル（当時のクルマは皆そうでしたが・・・）のため、低速ではあったが、パジェロに衝突されても本体はほとんど無傷だった。
・ボンネットが長く、その先にローレルのマスコットが付いていたのが、何ともゆったり走る気分にさせた。
・ディーゼルの燃費と直列６気筒の滑らかさ。アイドリング時も含めて、ハンドルに伝わる振動はほとんど皆無であり、かつ室内からは煩くなく、加速時も心地良いエンジン音に比例して吹け上がり加速していく。
・ウインカー連動のコーナリングランプ。今のクルマには採用が少ない。
・至るどころが布張りで、今時のプラスティック丸出しの内装と違い豊かな気分になる。
以上、あくまで当時の感覚での話です。

不満な点

・ハンドルが大きめだった。純正が良かったのでそのまま使っていましたが・・・。
・やはりもう少しパワーが欲しかった。サファリに積んでいたＲＤ２８のターボに乗せ換えようと真剣に思った。
・フル加速時の煙幕。今の時代では、かなりひんしゅく。
・リアがドラムブレーキ。ブレーキ自体の効きは良かった。グレードが上のガソリン車はディスクでした。
・シルビアとの共通部品が多く、ちょっと違和感あり。サスペンション系は流用ができるので、そういった点ではプラスである。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験