日産 ローレル 「最後のRBエンジン」のユーザーレビュー

最後のRBエンジン

2020.8.29

総評

最後のRB。R34は先に製造を打ち切った。
日産車ドリフトを楽しむにはこの車しかない。
ホイールベースが長く、A31セフィーロを同じ感覚で乗れる。もうこんな車には出会えない。当時の最高評価。

満足している点

スカイラインと部品共通のため互換性幅がある。
フロントマスクはクラブSの場合は、専用仕様でグリルはメッシュに専用エンブレムがついている。
またフロントライトもMEDALISTと異なり、ポジションとコーナリングランプが一体型になっておりすっきりしている。クラブSのボンネット形状はA31セフィーロと類似しており、スカイラインとも異なる。当時の上位スポーティセダン。
エンジン音はRBのため、運転者の心を突き動かす。歴代のRBエンジンとも互換性があり、手を加えると同じ車がないというほど独自性がでるいい車。販売台数も少なく、珍しがられる車。優越感を味わえる。車重量は比較的軽いためドリフトに向いている。

不満な点

日産低迷期製造のため、内装は残念。木目も安っぽい。灰皿はPUSH式で開閉するが、容量が小さいのですぐにいっぱいになる。後部座席に大人が長時間乗車するのは厳しい。これはFR車の宿命であるため仕方がない。デザイン（外見）はグロリア？セドリック？スカイライン？等と間違えられる。リアテールはセルシオ？等と言われ、理解してもらえないことも。（逆に強味でもある）

デザイン

5

日産の王道デザイン。フロントはＲ３４やＹ３３と類似している。後期のテールはセルシオと類似。
サイドビューはＡ３１セフィーロ類似、後部にかけてのびのびとしている。
類似はしているが独自性をしっかりもったデザイン。

走行性能

5

動力性能は同クラスの他社に比べ抜群にいい。
ハンドルに＋－のスイッチがあり指でギアが変えることができる。台数がすくなく飽きが来ない。
低重心であり、エンジンルームがスッキリしているので視界はよく操作性もいい。

乗り心地

5

ノーマルのショックはスカイラインに比べじゃっかん柔らかいです。これもスカイライン用のものに交換してしまえば同じになる。当然社外でもOKでしょう。静かに乗るくるまではないと思ってました。

積載性

5

FRではあるもののトランクは広い。

燃費

5

改良に改良を重ねた第四世代RBでリーンバーンです。市街でも10Km、高速で12Km程度です。

価格

5

走行性能、内装面からすると安価とも言える。
こんなに充実しているのに新車でも300万円前後で購入できる。下取りは前期では安く、後期ではものすごく高額で取引されていた。

故障経験

ATランプ異常が点滅することがたまにある。
デュアルシフトで無理な回転数でギアを回すとダメージがでるようで点灯する。検知程度で実異常は特になかった。