シックな見た目に反した鋭いハンドリング
今から19年も前の話にタイムスリップすることになりますが、当時ユーノス・ロードスターで地方選の
ジムカーナを始
2008.7.21
- 総評
- シックな見た目に反した鋭いハンドリング
今から19年も前の話にタイムスリップすることになりますが、当時ユーノス・ロードスターで地方選の
ジムカーナを始めたばかりの頃だったのですが エントリーが迫ったある日、このロードスターが事故に
巻き込まれてしまい参戦不能になった事があり主催者に交渉して別のクルマでの参戦許可を取りました。
その時の代替エントリーだった車両が、この C33ローレル・CLUB S でした。
今でこそ、ドリ車ってカテゴリーが認知されていて、このようなFRセダンベースのモータースポーツ参戦は珍しくない時代になりましたが、このローレルがまだ新車だった当時は、そういった風潮が無い中でのジムカーナエントリーは、周りの人々から不思議な目で見られたものの、鋭いハンドリングを活かして、パイロンスラローム走行も難なくこなして、結構健闘しました。
記憶を辿ってこの懐かしい CLUB S のことを書いてみたいと思います。
- 満足している点
- 当時の言い回しで『ハイソカー』だったローレル。色はグリーンメタの4AT車でした。
このクルマは当時、当方の祖父が所有していたモノを事情を話して貸してもらいました。
当時のクラブSは、エンジンラインナップが2グレード存在し、RB20DE(ターボなし)と、RB20DET
(ターボ)がありましたが、当方の祖父は、当然の如くRB20DE(ターボなし)にのっておりました。
でもターボは無くとも CLUB S 60偏平タイヤと、それなりに効くビスカスLSDは付いていましたね。
ジムカーナA車両は、2000cc未満のターボなし車は、AE86やS13シルビア等のA2クラス(1500~2000cc)だったので、結構健闘できたのかもしれません。
ジムカーナにかぎらず、峠の下り等でもフルブレーキングでABSを思い切り利かせながら、結構良いペースで走る事が出来ました。
この車はシート形状も一見ラグジュアリーかとおもいきや、結構サイドサポートのホールドの良いフロントシートが装着されていて、おまけにエクセーヌ素材で色調も綺麗なベージュ内装でした。内装のウッドパネルに埋まるアナログ時計も粋でしたね。
まさしく、エレガント・スポーティーってクルマでした。地味な外観の為、峠道等を結構ハイペースで下っていると周りのクルマは不思議そうに見ていました。
NISSANも是非また、こんな粋なFRのクルマを新車で出して欲しいものです。非常に期待します。
- 不満な点
- HICASⅡっていう後輪操舵システム(当時のセフィーロやシルビアと同じ奴)が標準で付いていましたが、
リアの挙動がやや不自然で気になりました。<その後、HICASⅡはBNR32スカイラインGT-Rなどに付く(SUPER-HICAS)に進化するのです>
また、SFC(スーパーフッ素塗装)という処理が純正でされていましたが、ソノ効果は殆ど体感出来ませんでした。洗車に掛かる手間は標準車となんら変わりませんでしたね。
あと、当時のエクセーヌ内装は、バックスキン調で美しいデザイン、肌触りでしたが静電気の発生が凄まじく、冬場は乗り降りが痛くて堪らなかった記憶があります。
現在の愛車BNR32スカイラインGT-Rも同じ素材のシートですが、この車はそのような事はありませんので、その後にエクセーヌ自体が改善されたのかもしれません。
まあ色々と問題もありましたが、グリーンメタリックは初代のローレルっぽさがあり、かなり好きだった一台でした。<その後、まさか現代の‘ドリ車ベース‘に担がれるとは思っていませんでしたが・・>
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験