ワイルド・ブルー・ブルドッグ !?
セリカXX、スカイラインR32、ポルシェ944、アリスト、MG-F、BMW Z3、M-Benz CLKと乗り継ぎ、
2009.1.16
- 総評
- ワイルド・ブルー・ブルドッグ !?
セリカXX、スカイラインR32、ポルシェ944、アリスト、MG-F、BMW Z3、M-Benz CLKと乗り継ぎ、今回の新型Zを自身8台目の愛車に選んだ47歳のオヤジです。注文してから約1か月、毎夜カタログを見ながらワクワク想像していたのと実際乗った印象の違いを、これまでのレビューに挙がっていないことを中心にして書いてみます。
色は、最初はシルバー系Xオレンジ内装が最も格好イイと思いましたが、結構売れているというニュースを聞いたので、お揃いがあまりいないほうが良しと考えて、思い切ってルマンブルーXグレーにしました。実色を見ずに注文したため心配だったのですが、ネットなどの写真で見るよりも実際は僕好みのソリッドな濃いブルーで、安心しました。光線の加減ではメタリックな水色に見えて綺麗ですよ。
ミッションは7ATで、パドルシフトはBenzやポルシェのティプトロよりも反応が早くて本当に面白いです。運転が玩具感覚で実に楽しめます。
乗り心地は今までの愛車の中では一番荒く、突き上げも強いので、もともと弱い背筋や腰痛が早くも心配になっています。シートは残念ながらドイツ車には完敗です。ヘッドレストを頭で強く後方に押すとショルダー部分が逆に前方へ揺らぐので、安物感は否めません。グレー内装はカタログの写真よりも明らかに暗い色です。レクサスIS-Fの白いシートのようなイメージを描いていたので、ぜんぜん違いました。汚れが見立ってきそうかどうかは今のところ微妙で、何とも言えません。
加速は非常にピーキー、悪く書くと暴力的で、高速の入り口でさえアクセルをベタ踏みにはできませんでした。もう少し上品に仕上げてもらいたかった感じは確かにします。
スポーツカーらしいコンパクトになったサイズとよりグラマラスなスタイリングに一目惚れしてしまったので、購入したことを全く後悔はしていませんが、まるで「凶暴なブルドッグ」というイメージです。
もし飽きてしまうとしたら、この乗り心地、アメリカ人好み?の大味なドライビングテイストではないかと思います。J-SPORTS CARとしては一番の伝統があり、しかも、せっかくスタイリングには(好みは分かれていますが)書道のトメハネカエシが取り入れられているのに、走りにも何らかの奥ゆかしさみたいな品というか、センスが欲しかったです、欲を言えば。
- 満足している点
- リアコンビランプは10万円近いオプションですが、クリアにして正解でした。ノーマルだと真後ろから見るとヨリ眼っぽくて、窮屈に感じませんか?
バックビューモニターはオプションしませんでしたが、リアフェンダーの張り出しがサイドミラーに映るおかげで、駐車にはそれほど苦労しません。
燃費もまだ150Km程しか走っていませんが、高速と市街地半々くらいで、9km/l台(平均車速約50km/hr)と、意外にも、ほぼカタログどおりです。
カーステレオの音質と迫力は必聴モノです。トランク下のBOSEのアンプが凄く大きいですが。
- 不満な点
- エクステリアで僕が唯一気に入らなかったのは、丸いヒュエルリッドが大き過ぎることです。
ステアリングの音量調節ボタンが小さすぎて扱いにくい。ステアリングのスイッチボタン類は左に全て集められており、右側もスイッチのように見えますが実はこっちは単なる飾りです。
スタートスイッチを押すとメーター類の全ての針が振り切れる演出は思ったよりもトロくて期待外れでした。
リアハッチゲートのオープナーの位置が分かりにくいです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験