日産 エルグランド 「ダイナミック・ファーストクラス」のユーザーレビュー

ダイナミック・ファーストクラス

2020.7.24

総評

FR・V6・大空間。
日本人が求めるワンボックス（ミニバン）像に応えた一台ではないかと思います。

走行性能、デザイン、室内空間、どれもが僕の好みでした。
出来ることならもう一度所有してみたいクルマです。

満足している点

今はE52に乗っていますが、未だに「E51の方が良かったなぁ」と思わせるポイント多数。

登場当時、コンセプトは「ダイナミック・ファーストクラス」「ドラマティック・スケール」。
エクステリアではフロントフェンダーと一体化したドアミラーや初代のテイストをスマートに昇華させた上下2段式ヘッドランプ、車幅を目いっぱい使った「ELGRAND」のリアエンブレムなど、斬新なデザインが特徴です。


インテリアはナビまで一面にしたラウンド形状のメーター、シャッター式ドリンクホルダー、換気に使える電動フリップアウトウインドウ、PS2が入るサイズの大型センターコンソールなどなど、「オーナーが自慢できる」装備が満載でした。
木目や本革は控えめ（とはいえステアリングは採用されていましたが）で、形状や色使いで工夫した内装はプリメーラと共通の当時の日産デザインです。

選んだグレードは8人乗り最上級グレード「X」。革シートが好きでなかったのと、売りだったマルチセンターコンソールのために8人乗りです。
ボディーカラーもR34GT-R Mスペックと同じシリカブレス（有料色）というのも拘りのポイントでした。
標準色のシャンパンシルバーとシリカブレスは並べないと色の違いが判らなかったけれどｗ

不満な点

サンルーフ、ナビ、パワースライドドア・・・やっぱり電装品が弱かった(^-^;
あと、同時期のアルファードと比べると内装はプラスチック感が強い。天井の間接照明に憧れたぁ・・・

デザイン

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走行性能

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VQ35DEエンジンはチューニングは違うにせよフェアレディZと共通。
それだけでも美味しいネタです(^^)

エンジンのフィーリングは吹け上がりが良く、高速道路だろうが山道だろうが、8人乗車でもガンガン走ってくれました。
240PSのV6エンジンに5速ATが組み合わされ、走行性能は抜群です。
強いて言えば重量のある車体に対して、ブレーキが少し弱めだった記憶です。

乗り心地

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なんといってもFR、滑らかなステアリングが魅力ですね。
乗員や荷物が増えてリアタイヤに荷重が掛かっても安定感がありました。

フロントストラット、リアマルチリンクの組み合わせは当時のライバルより「足にお金かかってるなー」と思わせるポイントでした。
乗り心地も優れていましたし、タイヤハウスへの大きさは、サードシートを跳ね上げると丁度シートの厚みと同じなので荷室空間へ影響はありません。

標準グレードだったので、タイヤは16インチ。
厚みのあるタイヤのおかげで、静粛性も優れていました。

積載性

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これが良く出来ていた・・・というか、今のE52との最大の違い。
サードシートは背もたれを倒して跳ね上げる方式を採用、フラットでスクエアな荷室が広がります。
片方だけ跳ね上げたり、スライドもするのでサードシートを使いながら荷室も活用、なんて自由自在でした。ミニバンはこうじゃなきゃ！
バンパー高も低く抑えられており、自転車も積みやすかったですね。

燃費

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燃費はハイオクで遠乗り８～９km/L。
実際に街乗りは6～7km/L・・・。

燃料タンクが76Lもあって、空っぽから入れるとハイオクリッター140円を超えで、福沢諭吉がさようなら(;´∀｀)

価格

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故障経験

ツインサンルーフ→開閉不良
ツインモニターナビ→モニタ開閉不良、CD再生不良
パワースライドドア→開閉不良
などなど、電装品がよく壊れた(^-^;

E52へ乗り換えのきっかけも電装品でしたが、それでも乗り続けたかったと思う程、満足度は高かったです。