日産 エルグランド 「新しくもなく、失敗したコンセプト 新型エルグランﾄﾞは、今までのラージミニバンの思想を変えたとか、格が違うとか謳っているが、同じコンセプトのものは既に」のユーザーレビュー

新しくもなく、失敗したコンセプト 新型エルグランﾄﾞは、今までのラージミニバンの思想を変えたとか、格が違うとか謳っているが、同じコンセプトのものは既に

2010.10.27

総評

新しくもなく、失敗したコンセプト
新型エルグランﾄﾞは、今までのラージミニバンの思想を変えたとか、格が違うとか謳っているが、同じコンセプトのものは既に６年前にホンダがエリシオンとしてリリースしている。決して、新しいものではない。
　低床・低重心で４輪独立懸架、車高を下げて走りや乗り心地を向上させたが、その代償として室内空間は狭く、使い勝手は悪いものだった。エリシオンは、そのコンセプトを受け入れた一部に売れて、発売当初は、月３０００～７０００台の台数を稼いでいたが、６ヶ月くらいしか持たず、その後は急降下の道を歩んでいる。
　エリシオンを試乗したことがあるが、多少足回りは硬いが、新型エルグランの運転フィーリングに似ているし、内装の豪華さはイマイチだが、シックなデザインでそれ程悪くない。そして、室内とラゲッジの狭さは、両車とも良く似ている。
外観は違うが、同じコンセプトの車だと思う。要するに、新型エルグランドは、エリシオンと同じ道を歩むことが、容易に予想されるのだ。
　オーナーにとって、自分が気に入っていれば、売れなくても構わないのであるが、注目度はなくなり、下取り価格は悪く、アフターパーツもない状態は寂しいことだと思う。

満足している点

・運転席、助手席の乗り降りが楽である。

不満な点

・乗り心地は少人数では良いのだが、重量が重くなるとかなり悪くなる。ギャップを超えるとき、強い突き上げがあるし、ロールが酷くなる。サスが柔らかすぎるのが原因と思われる。
　雑誌などの評論家のレビューでは、乗り心地で高い評価をつけているが、いつも２人くらいしか乗ってなく、かなり偏った評価である。ミニバンなのに、重量あるときの評価は一切なし。
・とにかく、荷物の収納が悪い。雑誌では、この点についても、あまり悪く書いてないか全く触れられてないのが不思議である。
・３列目は、床が高く足の置き場がなく、すわり心地が悪い。２列目のオットマンは足がかかる。
・３．５Lは、エンジンが重いし、CVTの特性か加速が悪い。
・色々不具合が出始めている。（旧エルと同じく品質管理上の問題か？）

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験