動的評価です。
再投稿になります。前回は静的評価でしたが、今回は先代E51含めた動的評価です。
(FF、4WD、排気量違いによる確認も実施。)
前回
2010.8.29
- 総評
- 動的評価です。
再投稿になります。前回は静的評価でしたが、今回は先代E51含めた動的評価です。
(FF、4WD、排気量違いによる確認も実施。)
前回の静的評価と合わせ、今後、ご購入を考えていらっしゃる方の参考になればと思います。
※静的評価関連も一部追加しています。
長所よりも短所のボリュームが・・・。いやはや、弁護しづらい車になっちゃいましたね。
- 満足している点
- ・ステアリングに手応えがあり、しっかり感のあるハンドリング。
・コーナリング時のロールは適度且つ収まりも良い。
・悪路走行時の路面からの突き上げ感をやや感じるが、収まり良く、不快感は無い。
・2.5Lエンジンが4気筒のQR25となったことで、非力になると思われたが、常用域では十分。スポーティーな走りも可。思っていた以上に完成度が高く、重量級のこの車で必ずしも3.5Lである必要性は無いと考える。
・Fr、2ndシートはホールド性、フィット性、振動吸収性において良好なレベルであり、快適である。
・2列目、3列目のロールサンシェイドは今まで有ったようで無かった画期的で便利な装備。
- 不満な点
- ・E51と比較すると室内は狭さ感が否めない。セダンからの乗り換えであれば違和感無く、問題無い。E51の室内は広く、開放感がある。先代の偉大さを痛感する部分。
・4WDのアクセル反応がいまいち。踏み込んで加速するまで約1.5秒タイムラグがあり、ストレスを感じる。
・3rdシートのRH、LH席はクッションのストローク少ない。E51と比較すると顕著だが、他車相場比較で考えれば許容レベルである。一方、CTR席はストロークほとんど無く、異物感があり、不快なレベルである。
・ターゲットユーザーを見誤った感が拭えない。進化した部分以上に退化した部分が多い。走りは確かに先代E51から進化している。だが、この車を求めるユーザーは何より実用性、次に快適性を求めているのだ。『ミニバンで走りを追求してどうするの?』と言いたい。エルグランドユーザーが望んだのは、先代からの正常進化だ。不十分なマーケットリサーチがこのような悲しい車を生んだ。『失敗作』との声も聞かれ、先行き不安。どう見ても日産がE51から大きく路線変更し、新ジャンルを開拓しようとしているとしか思えない。開発が日産車体から日産本体に変更されたそうだが、『日産車体からリバティーを取り上げて次期型として開発したラフェスタ』の前科があるだけに、日産車体に任せるべきだったのでは?
・ターゲットユーザーから『子供』が外されてしまっている。E51まではファミリーユース、E52は大人専用の寛ぎの空間『走るビジネスクラス』だ。豪華な内装を汚したり、傷付けてしまったりして、子供が父親から叱られて泣いている悲しい光景が目に浮かぶ。
・女性が普段から使うシーンを考えるとパワステのフィーリングは重いかも。
・プラットフォームは新開発ではなく、有物流用。(絶版となったプレサージュと同じDプラットフォーム)プレサージュにエルグランドの顔をくっつけて豪華仕様にしたような車。
・3.5LはFrパワーシートを標準にすべき。¥500万も出して、Frシートがマニュアルでは悲し過ぎます。
・2ndシートオットマンの格納操作力重い。完全に格納するのは女性では困難では?
・2ndシートオットマンを全開にすると先端がFrシートバックに当たる。この時点でレイアウトが破綻している。
・オプション類が高価すぎて、『ボッタクリ感』が強い。
・良くも悪くも、好き嫌いがハッキリと分かれる車。万人受けはしない。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験