言い古されているが、「ポストセダン」
走行4000キロの中古を購入しました。
車歴(おおまかに)、・・・初代レガシィTW、アルシオーネ2.7VX、レパ
2011.3.15
- 総評
- 言い古されているが、「ポストセダン」
走行4000キロの中古を購入しました。
車歴(おおまかに)、・・・初代レガシィTW、アルシオーネ2.7VX、レパードJフェリー3.0、キャラバンリムジン2.7D-T、レガシィGT-VDC(BH-5)、ホンダMDXエクスクルーシブ等・・・。
珍しい車が好きなほうですが、輸入車に乗る勇気がいまいちなく(メンテナンスや維持費など気になります)、国産車と逆輸入車を乗り継いでいます。
ぼちぼち、子供の手も離れそうなので、主として夫婦で乗れるクルマを探していました。・・・が、大型犬を飼っていたり、両親とも合流する機会があるので、なかなかセダンに戻れないという事情もあります。また、北海道なので冬は命にかかわることもあり、4WDというのは外せない選択肢でした。ほかに検討した車種はシトロエンC5 3.0(唯一FF)、ルノーコレオス2.5、ボルボS80 4.4、新型レガシィGTアイサイト、フーガ370GT-four、ジャガーXF3.0(唯一FR)・・・。ボルボを除いていずれも1年~半年落ち位の試乗車等を中心に検討しました。
乗車は主に2~4人での使用、時々6人くらい。
北海道の地方都市で、遠出を中心に使って10.7km/lと期待以上の燃費で驚いています。(本州だと高速道路に近い、平均車速70~80km/h位とお考えください。)街乗りを入れると9km/l位です。
また、加速性能も十分に感じます。レガシィツインターボとはもちろん比較にはなりませんが・・・。
エンジンのフィーリングは2000回転以下だとジェントル、3000回転くらいからグオーっと荒々しいサウンドを聞けます。普段からの家族の意見を総合すると、リアTVモニター&ヘッドホン、サンルーフ、革シートは不要という感じでした。その結果、ハイウェイスターで十分と思いました。
趣味性が薄く感じられますが、自分の今望んでいるクルマに対する機能として、エルグランドはぴったりだと感じました。言い古されているが、「ポストセダン」ですね。
- 満足している点
- ホイールベースが3000mmということもあり、安定感が良好です。乗り心地もスタッドレスタイヤを16インチでセットしてもらったので、ふんわりとソフトです。札幌辺りの雪で荒れた路地裏などでも、驚くほどの乗り心地を示しました。これは、良い意味でE51エルグランドのふんわりしなやかさの延長線上にあると思いました。しかし、コーナリングや安定感は3ランクくらい上がっている別物だと感じます。
ミッションの制御、低回転域でのエンジンの躾、サスペンションのしなやかかつ粘るセッティング、ステアリングの滑らかな感触、良く遮音された室内などは、統合的にE52の上級な雰囲気を盛り上げています。(高級というより上級という感じかもしれません)
フーガのかっちりと硬い感じの足回りよりも、別の方向性で、ジェントルにふんわり、しかもしっかりと粘る、フランス車の猫足とももう少し違い、例えて言うなら、たこやいかの吸盤のようなぴったりとした張り付き感を感じます。これは物理的な上屋のぐらつき感が少なく、かつボディチューニングを含めた足まわりの躾が素晴らしいからだと思います。直線での安定感は速度計の針を疑いました。普段と同じ道を走っていても2割くらい速度感が低いように思いました。乗り心地と安定感は自慢できると思います。家内が助手席でよく眠っています。アラウンドビューモニターは使い勝手がよく、安心感がありますが、バックモニターだけでも十分な気もします。
オーディオはBOZEではなく、普通のメーカーOPのHDDナビ+HDDオーディオ+アラウンドビューモニター付きタイプですが、i-phoneや携帯と連動してbluetoothで音楽が聴けちゃいます。(4台くらいまで登録できるようです)bluetooth対応オーディオはすでに多くのクルマで採用されているようですが、とても便利です。音質はおまけのスピーカーでも充分に感じます。街中でUターンした時に意外にも小回り性が良く扱いやすかった。
シートは良くできていると感じています。お尻のしびれはもとより、もも裏の当たり感や、ブワブワ感、滑り感などの不快感がありません。(非革シート)
7人が乗れて、パワー(トルク感)があって、峠道でも安心して走れて、高速道路はズドーンと安定している。燃費もまずまず。
- 不満な点
- 3列目以降の荷室が・・・。ここがもう10~20㎝あると使い勝手が大幅に向上するのですが。
中速~高回転域のやや暴力的なエンジンの音質。全体的な優しい雰囲気(外観ではなくフィーリング)と食い違っているように思います。追い越しをすると、家内が音にびっくりして目を覚ますみたいです。
重量が大きいために登坂では燃費が悪化します。(・・・が、それにしても3.5でこの燃費は素晴らしいと思います。)
車幅や前方の見切りが悪いため、車両感覚が分かりにくいです。
前席のドアの下端が普通の車よりも低いようで、縁石にクルマを寄せて止めるとドアが引っ掛かるときがあります。スライドドアやら、ロックやら、ドアを開け閉めするたびに「ピーピー、ピーピー」とやかましい。
走り出して自動的にドアロックするのは良いような悪いような。メーカーによっては、自動ロックはしていないはず。
ハイウェイスターは中間グレードのようですが、電動メモリーシートとクルーズコントロールは標準で欲しかった。(ちなみに後付けの社外クルーズコントロールがあるようです)
エコモードはアクセルの踏んだ感触が変わり、速度が上がっていかないような感じで、自分的には使えないように思いました。かなり違和感。
タイヤの空気圧ハザードモニターもあまり必要な装備とは思えないです。センサーの価格が高すぎるし、対応ホイールも限定されるとか。冬用のセットはセンサーなしで使うつもりです。今後は標準化されていく技術なのかもしれませんが、選べるのならばいらない装備かな。
燃料の警告灯がなくなって、液晶モニター内に航続可能距離が出ます。クルマ業界にそのような変化が起きているとは知る由もなく、納車後すぐにガス欠しました。指針ではまだ残量があるように思っていたのですが・・・。初日にエンジンがかからなくなり、かなり焦りました。オレンジのランプのほうが安心です。
外観がかっこ良すぎて、我が家のクルマっぽくないと家内や子供から言われました。
当たり前ですが、ぶっ飛ばすようなクルマではありません。
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