2度目の試乗で感じたこと
以前に3.5の試乗レポをしたE51中期型オーナーです。
ディラーの担当セールスから「今度は2500の試乗車が入りましたので・
2010.8.21
- 総評
- 2度目の試乗で感じたこと
以前に3.5の試乗レポをしたE51中期型オーナーです。
ディラーの担当セールスから「今度は2500の試乗車が入りましたので・・・」という連絡を受けたので試乗しました。
試乗車のカラーはまた黒。日産は特別塗装色(5.25万高)を売りたいのか?それとも新型エルは黒以外が似合わないのか?
ディラーの駐車場に止められている新型エルはサイズの大きいオデッセイにも見えてしまう。でも迫力は比較にならないぐらい凄みがあり貫禄十分。
室内に入ると、内装とシート色はブラック。3.5のブラウン内装と比較するとやや見劣りするね。今回は収納も細かくチェック。旧型との利点は立派なフロアコンソールのみかなぁ。メーター色は好みだけど、タコメーターが小さいのが難点。
新型は2列目の窓も開閉可能。半分程度までしか下がらないけど大きな利点♪でも、デザイン優先でグラスエリアは半減してるね。運転席から見た後方視界も悪くなっている。そして、運転席から見た視界にも問題アリ。Aピラーの角度が死角を大きくしている。新設された三角窓も小さすぎて意味なし。
新型のドラポジは、旧型のアップライトポジからセダンのようなやや寝そべるポジに変更。そうしないとヘッドクリアランスが保てない。つまり頭上に余裕が無い。まるで初代プレサージュや現行オデッセイのよう。
色々と賛否があるトリプルオットマンは完全に女性専用。日産の開発レポートでも「平均的な女性を何人も座らせて開発した。ぜひオーナーの奥様に寛いで欲しい」と言っている。要するに大人の男は基準外のシート。
走り出してみると2.5とは思えないぐらい快適♪CVTの恩恵が大きいね。遮音材の材質が良いのか、直4特有のエンジン音がしないのが凄い。高速走行では3.5にはかなわないが、市街地走行では燃費の意味で有利だと思う。
リアサスの出来とブレーキタッチはアルファードよりも優秀。結局は走りと高級感でアルファードに勝負をかける車なのかな?
結論を言えば、新型は「走りに余裕あり。ただし、室内スペースに余裕なし」
- 満足している点
- お金が掛ったサスペンションと、ひとまわり大きいブレーキ。これにより、従来のミニバンよりも上質な走りができる。
何度見ても押し出しの強いデザイン。好き嫌いは別れても押しが強いのは利点。
インパネはフーガやティアナの流れをくむ良質なデザイン。
ロールカーテンは手軽で便利。ただし隙間が大きいのが難点。
エンジンと燃料タンクのマウント位置を下にして低重心化。どっしりと走行できる。これで首都高や阪神高速のコーナーも大丈夫?
- 不満な点
- 室内スペースは確実に狭くなっている。旧型のプロモーションビデオでは「3カップルでの移動」「2家族でのレジャー」等、人と荷物の移動を快適に♪をアピールしていたのたが、新型はヴォクシーやヴェルファイアの様なイメージ戦略。これからも完全に室内スペースは無視していることが分かる。
セールスは室内長が広がったとアピールしているが、センターコンソールを引っ込めて3列目を傾斜させたデザインにして数値を稼いだだけ。実際の有効スペースは確実にスペース縮小。
カップホルダーが安っぽい。1列目は旧型のダンパー付からダンパー無しに格下げ。3列目も旧型のシャッター付から蓋無しに格下げ。
ルームミラー上のデジタル時計とエアコンモニターが消滅。どの席からも確認できて便利だったのに・・・。
3列目がスライドしない。つまりフル乗車の時はラゲッジに荷物がほとんど載らない。蓋付のラゲッジ収納スペースは便利だが、このスペースがある為にラゲッジ高が上がってしまい荷物の出し入れが困難に。
スキーに行く時に3列目シート下の隙間は絶好の板置き場だったのだが、新型は3列目を格納しないと積めない。また、室内高減によりガラスに荷物が干渉してしまう為、従来は積みこめたキャンプ道具も減らさないとダメだろう。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験