日産 エルグランド 「人生を変える車になるか。そう期待しつつ購...」のユーザーレビュー

人生を変える車になるか。そう期待しつつ購...

2003.5.3

総評

人生を変える車になるか。そう期待しつつ購入を決めた。結局、エルグランドに5回、アルファード2.4に4回、3.0に2回試乗して、結論に到達した。アルファードは良い車だと思うし、良く売れているのも納得がいく。しかし、これはあくまで「車」としてだ。エルグランドは、乗り物としての「車」以上のポテンシャルを持っている。「動く応接室」ということではない。意志をもった、人格をもった生き物のような錯覚にとらわれる。人生の相棒として、ワークホリックの主人をロードトラベルに引っぱり出す、そんなイメージが浮かび上がる。実際、この車に乗ることで自分のライフスタイルが変わるのではないかという予感が、今、ある。この車のオーナー達の優越感と、そしてある種の連帯感というものが、とてもよく理解できる。子供をふくめ家族全員で旅するのもよいし、妻と二人でどこまでもどこまでも走り続けるのもよいであろう。いや、エルグランドという相棒を含めて三人か。

満足している点

はじめてミニバンに乗ろうと思い、エルグランド、アルファード、ヴォクシー、セレナに試乗した。オデッセイ、ステップワゴンを見学した。やはり、エルグランド、アルファードは圧倒的に広く、これら以外は候補になりえなかった。まず、エクステリアだが、エルグランドのデザインは非常に完成度が高い。下品とは思わない。風格があり、ソリッドなイメージは飽きがこない。リアのデザインもシンプルで優れている。一方、アルファードの顔つきはラフスケッチを見ているようだ。リアは商業車である。インテリアは、写真ではエルグランドの印象は悪かったが、実物を見て考えがまったく変わった。ソリッドかつシンプルにまとまっており、ここにも日産アイデンティティーがある。アルファードの設計は古いと言わざるをえない。上級グレード以外は、木目の使い方も中途半端でチープに感じる。走行性能は、アルファード2.4は驚くほど良くできてると思ったが、試乗を重ねるとやはり、パワー不足が分かって来る。3.0は静かだが、平凡。運転する歓びがない。エルグランドの余裕のパワーと柔らかさは快感である。ハンドルの軽さと柔らかさも快感。かつて車を運転していてこのような快感を味わった事は無い。陸の王者。2トンのメタルが公道を滑って行く。

不満な点

現在、納車待ちのため、はっきりした不満な点はない。ただ、マルチセンターシートは便利か邪魔かよく分からない。フロアにレーンが余分に２本つくので、メリットがないと困る。セカンドシートの窓が開かないことも不便なのか、そうでないのか、現時点ではよく分からない。燃費はこれから。こういう車に燃費を期待してはいけない、という意見も多いが、そういって企業を甘やかす必要はない。不満は不満としてユーザーは声を上げるべき。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験