三菱 パジェロ 「初代PAJERO（1988MC前モデル）」のユーザーレビュー

初代PAJERO（1988MC前モデル）

2016.4.24

総評

RV車の先駆けとして一世を風靡した初代PAJEROですが，今では絶滅危惧種（車）といったところです。動くうちに海外に流れていったのが多いと思いますが，父親の形見でもあり壊れるまで乗っていこうと思います。

満足している点

いかにも「昭和のクルマ」といった角張ったボクシーなデザインが気に入っています。それでなくても見かけない初代PAJEROのスペシャルカラーですから目立って仕方ありません。

不満な点

パワーウインドウがない，安全装備など全くないといった不便なクルマですが，パーツ不足以外はすべて気に入っています。

デザイン

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走行性能

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タービンを交換して多少は改善されましたが，動力性能はNA軽乗用車並です。パワーバンドは2000回転から4000回転といったところですが，3500回転をこえると音と振動のためそれ以上は回す気になりません。

操縦性は一言でいって「緩～い感じ」。ハンドルを操作してもワンテンポ遅れますから，それを見越した操作が必要です。しかし，フロントヘビー＋ショートホイールベースの特性から，リアの荷重が抜けると一気にリアがブレイクといったこともしばしば。雪道や雨の日は注意が必要です。

乗り心地

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乗り心地は決してよくはありませんが，セカンドカーのEVO5のようにゴツゴツと路面の凹凸を拾うことはありません。音と振動についてはトラックと同じだと思います。（最近のトラックの方が乗り心地がいいかも）

積載性

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ロングノーズ，ショートデッキというデザインですから，居住キャビンには限りがあります。普段は２シーターと割り切ってリアシートをたたんでいます。先日，社員旅行で４人乗って遠出しましたが，１泊２日でぎりぎりでした。

燃費

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60km/h定値燃費は20km/Lですが，実燃費は約11km/Lぐらいです。最近の直噴ディーゼルは燃費に優れますが，基本設計が30年以上前の副燃焼室付きのディーゼルエンジンですからこんなものでしょう。

ファーストカーとして通勤に使っていますが，経由が安いのには助かります。

価格

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故障経験

29年目になりますが，途中6年間ほど登録抹消期間がありました。復活する際，ブレーキの固着，タービンの固着があり，予定外の費用がかかりました。

それ以来，約２年半13,000kmほど走りましたが，その間クラッチマスターシリンダーの破損，ベルト類の摩耗交換がありました。

プーリが錆びているため，ベルト類の摩耗が早く１年ちょっとしか持ちません。しかし，プーリをすべて交換すると約５万円かかるとのことですから悩んでいます。

パーツ類の欠品と国外流出でリビルトパーツも少ないのが悩みです。