三菱 ランサーエボリューション 「これはもう、走る精密機械だ！ 　SST...」のユーザーレビュー

これはもう、走る精密機械だ！ 　SST...

2008.10.24

総評

これはもう、走る精密機械だ！
　SSTやS-AWCの制御はもはや現時点でのどのメーカー・どの車種の上を云っており、一般ユーザーとしてこの技術の恩恵を受けられる事は「さすが三菱！！匠の業だ」と云わざる得ない。

　ただ、注意点として“あくまで一般ユーザー”がというの点。サーキット等でのコンマ1秒の世界でっと云うのであれば、MT&S-AWC全OFF推奨・・・むしろ、車体の重さからタイムだけ狙うならこの車種でない方が・・とも思ってしまう。

　三菱の謳っての通り、これは“高性能セダン”なんだということを肝に銘じなければならないと思う。走る・曲がる・止まるの高次元の世界を安全に一般ユーザーでも再現できるっと云うことなんでしょう。

　SST・S-AWCがアウトランダーやｉに搭載しないかなぁ～と、密かに思ったり。

満足している点

○SST
　走り始めて1速目はやや引っ張りの、2速目以降からの3→4といつ変わったの?と瞬時のシフトアップは見事としか云いようがない。2009年式になりさらに改善されているのか、街乗りでの初期型に比べて“違和感”と感じる繋ぎの所などが改善されている。

○エンジン
　普通に踏んでいる限りの街乗りから、フルスロットル時の加速まで、申し分のないトルクと扱いやすさは抜群。エンジン音も静か。しかしちゃんと聞かせてくれるいい音！

○シート
　レカロシートが標準と云うこともあり、がっちりと身を包んでくれる。ただ完全な“走り”思考というのもあり、フォールド感はあれど乗り心地は硬い。腰にきます。

○ボデェー
　もはや“剛性”が云々ではなく、塊魂というべきか（ぉ
　鉄の中に入ってます状態。

○サスペンション
　ダイレクトに路面の凹凸がハッキリと伝わってきます。“走り”の車としては申し分ないが、家族を～とかプレミアムカーとしてと考えると、上級グレードに設定されているサスの方がいい。硬い中にもしなやかさがあるので、乗った感想としてフォルティスのスポーツよりスポーティーかつ乗り心地良いなと感じる。上級グレードを体感してからのベースモデルと乗り比べると、「ベースはサーキットのみだな」と感じる。

○S-AWC
　無茶な運転をしても、強制的に姿勢を保つので、安心して『安全』を確保できる。素人が誰でも一定水準以上の姿勢制御できるのは素晴らしい。（あくまで緊急回避等を除いての公道での無茶は御法度ｗ

不満な点

●フロントドアガラス
　只でさえ窓の位置が高いのに、通常のガラスなので雨の日など視界面では見づらい。コルトなどに採用されている撥水ガラスをOPでもいいから装着したい。

●取り回し
　正直最小半径5.9メートルと云うのもあり、気を使う場面が多々ある。とくに車庫入れなど、リアカメラがないと怖くてたまらない。

●乗り心地
　如何せん乗っていると楽しいがそれと同様の疲れがｗ　良い点でも書いたとおり、上級グレード推奨ですね。ベースでの日常生活はちょっと。。。

●価格
　約400万スタート（RSの競技車両除く）で最上級が500万前後と、かなりなプレミアム価格帯になってはいるが、如何せん内装が心許ない。個人的にはエボとしての車体ネームとは別の“プレミアム高性能セダン”としての内装・質感・乗り心地に振ったエボスペックパッケージが欲しい。それならフォルティスRAがっとも思うが、あちらはスペック押さえのスポーツパッケージとなっていて、走る・止まる・曲がるの次元はもうどのメーカーの車より上には感じるが、やはり質感等での物足りなさを感じてしまう。海外勢の高性能・高級モデルから等の層も狙う意味での、プレミアムな“エボ”ではないランサー・ギャランでも・・・ディアマンテでもいいので何かしらの違う車体ネームが。。。望んだとしても、日本では期待が（涙

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験