三菱 ランサーエボリューション 「ファイナルエディションと言う名に相応しい性能と全部載せ装備」のユーザーレビュー

ファイナルエディションと言う名に相応しい性能と全部載せ装備

2021.7.24

総評

備えるスポーツ性能の割に低速トルクもしっかりあり、燃費も10km/l超えがほとんどで、こういったカテゴリのクルマとしてはかなり優秀な方ではないかと思います。普段使いしても全く不便さを感じさせません。

満足している点

走行性能に関しては文句の付け所がありません。
ファイナルエディションは313PSにパワーアップされましたが、これは発売当時、ライバルで有り続けたスバルWRX STIの308PSを僅かながらも上回っていて、最後まで切磋琢磨し続けてくれました。三菱もスバルもどっちも好きな自分としては胸熱なポイントです

不満な点

クルマとしての不満は無いです。
挙げるとすれば、「完成されすぎていていじり甲斐が無い」という点でしょうか。
モータースポーツでしばしば登場するクルマなだけあって、パーツに困ることは有りませんが、その道のプロの方々が時間と金をかけてするカスタムを見よう見まねで素人である自分がやってもかえってバランスを崩してしまうのでは　ということを気にしてしまいます。

デザイン

4

ジェットファイターグリルは昨今の大型グリルが流行する以前から採用されており、登場当時は賛否両論がありましたが今でも全く古さを感じさせないカッコイイデザインです。

走行性能

5

自分の運転技術をクルマが手助けしてくれます。アクセルを踏み込むとシートに押さえつけられる加速、しっかりと効くブレーキ、S-AWCでオーバースピードでカーブに突っ込んでもしっかりと曲がる
運転が上手くなったと錯覚させてくれる面白いクルマです。
特にカーブではアクセルを踏み込んだほうがよく曲がるという、不思議な体験ができます。

乗り心地

5

一般道の低速域から高速域まで、スポーツカー独特の突き上げ感も少なくしなやかに走れます。普通車に比べれば若干硬めかもしれませんが、スポーツカーの中ではかなり快適な設定になっているのではと思います。

積載性

2

残念ながらトランクは小さめで、クルマ大きさに対して積め荷物は少ないです。
タイヤはトランクに1本、後席に無理やり２本、助手席に一本でなんとか4本積めるといった感じです。
とはいえ4ドアセダンなので、二人で旅行するといった用途では十分に荷物を積むことができます。

燃費

4

圧倒的な走行性能に対して、一般道の普通走行で燃費は安定して10km/l出せます。エコ運転に務めれば13km/l超えも可能です。ただし、100km/h巡航で3000RPM近くまでエンジン回転数が上がってしまうため、高速道路ではそこまで燃費が稼げません。

価格

5

中古価格が高騰しており、700万円以上の物まであるような状況で、今考えれば当時の新車価格は430万円と言うのはかなりお値打ちだったと思います。

故障経験

電動格納ミラーメカ部交換