メルセデス・ベンツに関する質問です。 メルセデス・ベンツの「AMG」は， 通常のベンツの上位互換と考えてよいのでしょうか？

Question

また，この他にも「MKB」や「カールソン」，
「ロリンザー」，「FAB DESIGN」なるものがあると
聞いたのですが，これらはそれぞれどのような関係にあるのでしょうか？
(高級or高性能順に序列があるのでしょうか)

上記以外にも互換(？)の種類があればそれもあわせて
教えていただいきたいです。
宜しくお願いします。

Answer 1

元々、AMGはメルセデスの技術者であった人が独立して設立したチューニングメーカーです。

その意味では、「ブラバス」「カールソン」「ロリンザー」などは同じ立ち位置にあります。この3社がベンツチューナー御三家でしょうね。
ちなみにカールソンは、BMWのハルトゲが設立したベンツチューニングブランドです。

ここで、AMGは元メーカー技術者であったことから仕事を請け負っていたこともあり、メーカーとの関わりは他のチューナーに比べても強くなっています。

かつて独立した会社であった頃には、完成車のベンツをAMGの工場に持ち込んでフルチューンされていました。この時代のAMGはじゃじゃ馬で過激です。
このため、他のメーカーのチューニングも手がけており、三菱自のギャランやデボネアにAMGモデルがありました。

1999年にダイムラーはAMGの100％株式を取得し、完全子会社となります。ここからAMGは特別なチューニングモデルから、ベンツの最上位グレードへと変わります。

現在のAMGは大半のモデルで、AMG社がチューニングしたエンジンのみをダイムラーの工場でライン装着する形へと変わっています。その他の足回り等のパーツなどは、下請けに仕様を指示して生産された物が直接ダイムラーの工場へ納入されます。
SLSのみは、AMGの工場で全て生産されています。

この完全子会社になったことにより最大のメリットは、新型車開発と同時にチューニングモデルの開発が進められることから、新型車の発表に間髪入れずしてAMGモデルが発表されます。

ハイパフォーマンスモデルでもメーカーの保証が受けられ、正規ディーラーでの整備が受けられることが、購入への敷居を低くしています。逆に安定性を重視していることから、以前よりは牙が抜かれた形になっています。

このトップグレードのイメージを下位モデルにオーバーラップさせる販売手法（ノーマルモデルのAMGパッケージ）を真似た物が、レクサスのFスポーツであり日産のNISMO等になるわけです。

質問者からのお礼コメント

丁寧にご回答いただき，ありがとうございました。
助かりました。laurel_clubrさんもありがとうございました。

Answer 2

元々はチューニングショップでしたが、やがてメルセデスベンツの傘下に入り、同社のスポーツカスタマイズ、用品開発＆販売を行ってます。
出自こそ違いますが、日産でいうNISMOのような存在になってますね。

ブラバスやロリンザー等も、元のAMGと同様にドイツのチューニングショップです。
決定的に違うのは、メルセデス傘下ではないということ。