ミニ MINI Crossoverハイブリッド 「毎日の通勤を楽しくしてくれるPHEV通勤快速」のユーザーレビュー

毎日の通勤を楽しくしてくれるPHEV通勤快速

2023.11.23

総評

LCI後モデルは、乗っていた初期型に比べて主には内外装のデザイン変更と、PHEV走行用バッテリーの2割程度の容量アップのみと思っていました。

しかし乗り換えてみると、初期型では感じていた、街中での乗り心地や安定感に対するネガティブな部分が大幅に改善。さらに数字的なバッテリー容量のアップ以上に実用的なE走行距離は1.5倍以上に伸びています。また、スマホアプリとの連携による実用性も大きく改善していました。

総じて熟成が進み、完成度が高まったことを実感。毎日の通勤での運転がより楽しみになりました。

満足している点

2017年のF60最初期モデルを新車で購入して6年半、もうF60は、2023年の段階で好みの色の仕様は新車では購入できず、LCI後の2020年10月モデルに乗り換えました。3年落ちだけど、内外装は新車同然のコンディション、6.5千kmと走行距離の少い、元ディーラー試乗車の認定中古車にめぐり逢いました。

新旧一貫してこの車の1番のお気に入りポイントは運転を、そして日々の通勤を楽しくしてくれるPHEVの性能と燃費含めた実用性。そして、今回はエニグマブラック＋シルバールーフの外観に拘りました。エニグマブラックは、光の当たり方によって、ブラックにもダークブルーにも見える。エニグマ＝謎めいたの意味通りの素敵な色です。

不満な点

同じモデルに乗り換える程のF60-PHEV好きなので、そして前車の2017年のF60初代比で大幅に熟成の進んだ事を実感。もはや不満は無いでね。

デザイン

5

F60クロスオーバーは大きすぎてMINIではないなど言われるも、誰が見てもMINIたと認識できるデザイン性。短い前後オーバーハングで車体四隅の大きなタイヤの存在感が力強いクロスオーバー感を醸し出している。ちょうど次世代モデルがデビューしたけれど、F60の方が好みのデザイン。

走行性能

5

滑らかかつ瞬発性の高いモーターによる後輪駆動、エンジン主体の前輪駆動、前後両方駆動させると、痛快な走りを楽しめるALL4（AWD）と、1台で3種の駆動方式を楽しめる、自身の意志で走行・駆動モードを切り替えて選択できる自由度の高いPHEVシステム。

乗り心地

4

前者の2017年型は、街中走行での突き上げ感、揺すられ感が強く、正直、乗り心地がかなり悪かった。ステアリングもクイック過ぎて落ち着かなかった。それがミニらしいゴーカートフィールだと言われるも、正直、長時間の運転はなんとなく疲れを感じる。高速安定性は抜群でしたが。


乗り換えたLCI後モデルは、初期型で感じていたネガティブな部分が一掃されて、角が取れて落ち着いてゆったりと運転できる快適性が大幅に増した事を実感。

積載性

3

後席含めてキャビンは前後・上下に十分なスペースがあって快適。その分、この車体サイズではラゲッジスペースは狭めだけど、必要にして十分。これまで特に困ることは無かったかな。

燃費

5

通勤は、毎日の往復約25km程度はほぼEV走行。深夜電力で充電するのでトータルの通勤コストは大幅に安かった。給油は1.5ヶ月前後毎。ただ、初期型は特に冬に暖房使うと航続可能距離激減のため、電欠で一部エンジン併用必要だった。6年半乗っての平均燃費は約25km/リッターと優秀な数字。

しかし今回乗り換えたLCI後モデルは、暖房使っても余裕で往復な程の性能にまで改善。航続可能距離は1.5倍以上に伸びている。

1年経って、これまでとほぼ同じ、通勤メインの生活パターンで1万km乗って、平均燃費は36km/Lと、乗り換え前のF60に比べて10km/L以上燃費が向上したのは驚き。

価格

4

今回、内外装が新車同然で、機能面は初代比で大幅に熟成、低走行距離の非常に好条件な車にめぐり逢いました。初回車検やそれに関わる車年前整備の費用も諸々込みで、新車の2/3と、お得感を実感。

故障経験

前車の2017年の最初期モデルは正直、大小様々な故障や不具合を感じ、悩まされ、都度、修理などの対処してきまきた。今回はまだ乗り始めなので判断は時期尚早ではありますが、少なくとも整備記録書を見る限り、新車からこの3年間はノートラブル。このままトラブルが無いことを期待したい。年のため、5年目までの2年延長保証と、さらに7年目まで有効な再延長プランに加入しました。