メルセデス・ベンツ Eクラスハイブリッド のみんなの質問

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買収されていない高級車メーカーはありますか?

知らなかったのですがフェラーリ、ポルシェ、ランボールギー二、アウディ、ロールスロイスは全部買収されて完全なる子会社となったのですか?
VWはポルシェとアウディなど買収して子会社化してますがVWとポルシェはポルシェの方が世間的なイメージでは格上です。
歴史も伝統もありますしブランド価値は比較になりません。
しかしそんなVWがポルシェを買収した事になりますが、高級車メーカーは破産する運命なのですか?
VWやTOYOTAやHONDAのような大衆車+ちょっと高級車というラインナップでなければ生き残れないという事でしょうか?
TOYOTAがレクサスを別ブランドとして出しましたが利益はあるのでしょうか?
レクサスが赤字でもTOYOTAが大黒字なら全然問題ないでしょうけど。

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ベストアンサーに選ばれた回答

VWとポルシェの関係は逆です。元々は、ポルシェがVWの買収を仕掛けました。

ポルシェの会長「フェルディナント・ピエヒ」は、ポルシェ創設者フェルディナント・ポルシェの孫でVWの役員でもある。両社の10%以上を保有する大株主。

ただ、この状態だと資産規模の小さなポルシェが売り上げの大きなVWを子会社とすることになり、ポルシェを買収すればより大きなVWが付属してくる…みたいになってしまうため、株式を交換して資産規模の小さなポルシェが大きなVWの傘下となることにしたものです。

これと同じことは、かつてホリエモンがフジテレビを買収しようとしてニッポン放送に敵対的買収を仕掛けたのと同じです。
また、イトーヨーカドーの子会社のセブンイレブンの方が売り上げが大きくなってしまい、親子関係が逆転してしまいました。

こういった親子関係が逆転して、子会社と親会社が入れ替わるケースはよくあります。アニメイトなんかもそうですね。

さて本題ですが、スポーツカー専業メーカーは昔は開発資金を出してくれるパトロンがいたのです。これで一部の金持ちのためのモデルを開発し、ソレを売ってやりくりをしていました。

ところが今は、貴族や荘園経営といった遊んでいても暮らせる階級はほとんどいません。つまりは数百億円とも言われる新型車の開発費を出してくれるパトロンがいないのです。このために存続が難しくなっています。

そこで開発費を出してくれるパトロンが欲しい弱小スーパーカーメーカーと、そのブランド力が欲しい大手量販車メーカーの思惑が一致して、大手がブランドを傘下に収めるということになっているのです。

シャーシを流用したり部品を量販車と共有することによって、開発コストも削れますし部品の信頼性も上がります。ポルシェがラインナップを急拡大できたのも、VWのシャーシが流用できているからです。

ダイムラーは、高級車"も"造っている商用車~トラックまでのフルラインナップメーカーです。ここもやはり、AMGを買収して100%子会社化することでそのブランドを自社モデルの最高峰に位置づけています。
昔のAMGは1台1台が手作りですが、今のはAMGが部品を企画して下請けから納品させ、ダイムラーの工場でライン装着です。(エンジンのみAMG工場で組み立てられます)

レクサスは、日本では年間5万台程度とあまり売れていませんが、アメリカでは25万台以上売れておりレクサス単体でベンツやBMWを押しのけています。主戦場の北米で利益が出ていれば、日本で足を引っ張っていても何ら問題ありません。

とにかく現在は数の規模が大きいほどにモノを言う時代ですから、とにかく規模を大きくすることが優先されます。

アウディ、ポルシェ、ブガッティなどのVWグループは、同じ船で日本へ運ばれてきて、同じVW専用埠頭(名古屋)から出荷されています。そうやって流通コストを減らすことが出来るようになるのです。

自動車産業は国策となっている国が多いですから、なかなか海外メーカーに買収されるということの方が希です。特に欧米では白人至上主義が強く、アジア人に買収されることは"恥"とまでされて抵抗が強いです。

かつてポルシェが経営危機に陥った時に、ダイムラー、BMW、VWなどが一丸となりポルシェの国外からの買収を阻止した経緯があります。この時にポルシェが生産したベンツEクラスはレアで、今でもマニアのコレクターズアイテムとなっています。

仮に同じことが今の日本メーカーで起きた場合、他の日本メーカーが中国に買われないよう必ず手をさしのべると思いますよ。GMが富士重工の株を放出した際に、トヨタが引き受けたように。

ちなみに倒産したサーブですが、現在は日本の投資会社の管理下にあり再建を模索中です。親会社のGMが死んでも中国企業には売らない、それなら潰した方がマシだ…ということで倒産しました。(ボディ設計ノウハウなどの技術が中国へ流出するため)

サーブが再建したら、日本メーカーがブランドを買うかどうかが要注目です。

質問者からのお礼コメント

2013.5.7 15:25

ありがとうございました。
時代が変わって高級車だけでは食って行くの難しいのですね。
破産したような会社を傘下にして利益は出来るのかなと思ったのですがちゃんと自分達のノウハウを授けて利益を上げてるんですね。

その他の回答 (4件)

  • 世界的な自動車業界の生き残り合戦で、企業体力を強化するためにグループ化が進んでいます。
    ドイツは欧州での自動車業界リーダーですから、グループを主幹する企業体ができています。
    VWとPorsche,Audiはそもそもが親戚関係にあります。
    ホルヒ一家とポルシェ一家は血縁関係です。
    VWとPorscheの買収劇は一種の身内の内紛のようなもので、落ち着くべき鞘に戻っただけです。
    VW,BMW,Daimlerが主要グループです。
    OPELはGM傘下となりましたが、現在は生産を英国Vauxhallが引き継いでいるような状態です。

    現在VW傘下には以下の企業が入っています。
    Audi
    Lamborghini
    Bugatti
    Ducati
    Bentley
    SEAT
    Škoda
    Porshe

    英国Jaguarは、Ford傘下を経由し、インドのTataに吸収されました。
    スエーデンSaabは破綻し、現在ブランド権利を日本企業が保持しています。
    日本でもトヨタがダイハツ,日野自動車,スバルを傘下にしています。

    今後も体力強化のため、企業グループ化が進むでしょう。

    (hond11515さんへ)

  • 安全性や環境対策でますます増大する新型車開発費の問題などですでに単体では存在しにくいのでしょう。
    でも、破産するわけではないです。
    傘下に収まる事で生き延びる訳です。
    各ブランドの特徴や顧客を把握してそのブランドにより相応しい魅力的な車を生み出すってのも親会社の仕事です。
    言ってみれば死ぬも生きるも親会社の手腕次第と言えるでしょう。
    伝統のあるブランドをどう生かし、どう使うか…これが腕の見せどころ。

    つまり大手傘下に入る事でより魅力的かつ自分のブランドらしい車に特化して作れるということ。
    なんせグループ全体で利益を上げればいいわけですから、例えれば素晴らしいサービスだけどそれ単体では黒字になれなかった、YouTubeがGoogle傘下に入る事でより良いサービスを提供できる事と一緒だと思います。
    まあ、旧来からのブランドのファンには嫌悪感を抱く人もいるでしょうが、生き残りとしては仕方ない事だと思います。

  • フォルクスワーゲンとポルシェのこと、書かれてますが、元々を考えれば、まったくの無関係という会社じゃないですし。
    フォルクスワーゲンのタイプ1の設計者はポルシェの創始者当人。

    そして、ポルシェ社を買収した時点でのフォルスワーゲン社の経営陣は「ポルシェオートモビルホールディング」。要するに、ポルシェグループとしての組織統合です。

    メルセデスベンツの製造会社名はダイムラーですが、元からの会社名はダイムラーベンツで、2007年に社名変更してダイムラー。買収された事は無い(逆に、ダイムラーベンツ社が過去にアメリカのクライスラー社を買収したことはある)。

    ドイツ系の企業で買収された経験のない自動車メーカーというと他にBMW。ミニやロールスロイスはBMWの子会社。

  • しいて言えばメルセデスくらいでしょうか?

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