メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン 「さすが!トータルバランスの優れた車。」のユーザーレビュー

Bird-man Bird-manさん

メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン

グレード:C250 ステーションワゴン スポーツ_RHD(AT_2.0) 2014年式

乗車形式:過去所有

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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さすが!トータルバランスの優れた車。

2018.7.9

総評
総合的に見て、故障が無ければもっと長い間乗っていたかったと思える程、満足感の高い車でした。細かいところは、各カテゴリー欄に記載をしましたが、欧州Dセグメントの中ではかなり平均点の高い車だと思います。Dセグメントの車選びをする際には、この車は必ず試乗して下さい。基準にすることができる車だと思います。
満足している点
①さすがメルセデスと言える動的質感。特に高速道路における乗り味はDセグの中では優れており、フラット感が高く長距離運転の疲労が少ないものでした。
②クイックすぎず、スローすぎずのちょうどよい塩梅のハンドリング。アクセル操作に対する反応もナチュラルで、とにかくバランスの良い車ですね。
③当時では頭一つリードしていた運転支援関連装備。
④パッと見の内装の質感の高さ。
⑤ブルメスターサラウンドサウンドシステムの明瞭感のあるオーディオ性能。
不満な点
故障も一つですが、その他では以下に挙げる様な小さなものしかありません。
①大きな段差で発生するランフラットタイヤによる、鋭いショック。
②内装の建て付け剛性が低いことによる、異音。
③もう少し伸びて欲しい燃費性能。
デザイン

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走行性能

-

パワートレインのエンジンに関してですが、正直言って可もなく、不可もなくといった感じで、印象に残らないものです。
まず、音に関しては常にゴロゴロといった音というか感触が大きく、その音そのものが色気も何もない音なのであまり褒められたものではありません。ただし、振動そのものは無く、不快というものでもありません。
ドライバビリティーに関しては素晴らしく、タービンサイズが小さいからか、低回転からの加給圧の立ち上がりが非常に早い為(いわゆるターボラグが小さい)、低回転を使用した巡行状態からの加速のストレスが非常に少ないです。また、アクセル開度に対しての加速感がきれいに比例している為、加速度の調整を容易に行うことができます。この点は日本車はもちろん、BMW・アウディーよりも優れている点だと思います。よって、パワートレイン的にも高速道路を淡々と走行するのに疲れが少なかったです。
出力に関しては。C250を選んだので必要十分で不満はありませんでした。しかし、代車で乗ったC200との差異は街乗り、法定速度内の高速道路程度ではあまり感じなかったです。
最後にATに関してですが、7ATですが、トルコンのスリップがほとんどなく、極めてダイレクト感のあるものですが、変速時もショックもないという、印象の良いものでした。しかし、私のATは不具合があり、停止間際に1速に落ちる際に後ろから蹴飛ばされる様なショックが毎回発生しており、あえなくミッション交換となりました。交換後は全く問題がなかった為、不具合を抱えた個体だったのでしょう。
乗り心地

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C250はAMGパッケージが標準なので、エアサスが標準装備となります。エアサス車を初めて所有しましたが、なんとも独特な乗り味です。基本的にはフワッとした乗り味で硬いか柔らかいかと言われれば柔らかいのですが、19インチのランフラットタイヤの為、大きな段差ではガツンと鋭いショックが伝わってきます。なので、路面の荒れた街中では、柔らかいのに硬いという不思議な表現になってしまいます。また、ボディーがアルミを多用している為、どうしてもアルミボディー特有の感覚的な硬さというものは感じました。
しかし、高速道路ではその不快なものがきれいに取り除かれ、非常に乗り心地の良いものとなります。路面のうねりや小さな段差はサスペンションだけで綺麗に吸収し、ボディーは本当にフラットに保たれます。高速道路に乗る度に「気持ちいいな~」と思わず妻に話していました。ただし、これもランフラットの悪癖だと思いますが、ひび割れや、路面がザラザラな状態ではロードノイズは大きめで、この点が改善されれば、高速道路はパワートレインも含めて、このクラスでは極上に位置すると思います。
ボディー剛性及びステアリングの取り付け剛性も高く、ブルンとした振動は全くなかったですが、ステアリングの取り付け剛性に関しては、現在所有しているアウディーの方が高いですね。
乗り心地ではないですが、一つ難点は、ダッシュボード等の内装の取り付け剛性があまり高くなく、段差での低級な異音が多かったです。更に、パネル等も触るだけでも動いてしまうパーツも多く、とにかく、内装関連の異音が多い車でした。この点も現在所有しているアウディーは全く異音の発生もない為、メーカーとしても、そこはあまり重要視していないのかもしれません。
積載性

-

ステーションワゴンを選んだので、十分満足いくもので、4人の2泊3日程度の旅行や、帰省等でも問題無く積み込めました。ラゲッジ部のトノボードが自動でドアと共にあがるのも非常に便利なものでした。
燃費

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燃費に関しては、リーンバーン+加給というチャレンジングな技術の入っているエンジンですが、期待値を下回るものでした。高速道路を法定速度程度で燃費を意識して走行しても14~15km/L程度でこの車の前に所有していたF10型の5シリーズ(2.0Lターボの528i)よりも悪いものでした。また、慣らしによる改善度合いが大きいのにもびっくりで、最初は高速でも12km/L程度で何かおかしいのではないかと思った程でしたが、慣らしが進むにつれて顕著に改善していきました。各部クリアランスやピストンリング等、かなり耐久性の高い仕様になっているのかもしれません。
価格

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故障経験
この車の乗り味には非常に満足していましたが、この車を手放した理由は、まさに故障というか不具合によるものでした。所有期間は1年程度でしたが、そのうち約3分の1はディーラーでの修理により乗ることができない程でした。その内容は100km/h程度の速度で発生する微震動です。当然まずはタイヤのバランスを疑いましたが、バランスを合わせても改善せず、結局、タイヤ・ホイールはもとより、ミッション(これは他の不具合との抱き合わせで交換)、サスペンション一式、プロペラシャフト、ドライブシャフト、ステアリング、ステアリングギアボックス等の交換をしましたが改善しませんでした。メルセデスベンツジャパンからも技術員の方が来て、振動計測器等で解析を行っていましたが、振動は計測できているものの、改善策を見出すことができないとの説明でした。その他には事例報告が無いとのことでしたので、私の個体だけだったのかもしれません。対応は素晴らしく、真剣に解析を行って頂いている姿勢がありましたので、何も言わず完治することを祈っていましたが、最後は申し訳ないが我慢して乗って頂くしかないとの説明でしたので、手放すことにした次第でした。その他はミッションの不具合を除いては大きな不具合はありませんでした。

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