マツダ RX-8 「３カ月３千キロ余りを乗った２度目の評価で...」のユーザーレビュー

３カ月３千キロ余りを乗った２度目の評価で...

2004.9.24

総評

３カ月３千キロ余りを乗った２度目の評価ですが、ますます気に入っています。ＲＸ－８はオリジナルのままでもかなりのレベルにありますが、適切なパーツの交換・追加でさらに良くなる素質を持った車です。私がベース車を選んだのも、こうしたパーツの交換・追加を考えていたからで、満足度はどんどん高まっています。

購入時にベース車かＳかという選択に迷いましたが、自分の好きなフィーリングに仕上げていくなら、断然ベース車の方が良いと思います。ベース車とＳの価格差分のお金は、貯金をしておいて、改善したい部分のパーツ購入に支出するのです。既にいくつか交換・追加をしましたが、今後のためにパーツ研究に勤しんでいるところです。

満足している点

高速でもコントロールのしやすく、また狭い道でもとり回しが楽です。自分の座っているところを中心に曲がっていく感じはとても良いです。

確かに絶対的なスピードは足らないように思いますが、きびきびとした走りと高速での安定性が両立している点は高く評価できると思います。
余り大きな声では言えませんが、150km/h以上のスピードになると、路面にぴったり吸い付くような、次元の違う走りとなります。
また５MTはバネ下が軽いので、市街地で前方の車をかわしながら急ぐ、などという状況でも不安がありません。

オリジナルの状態でも剛性感の高い車ですが、メンバーブレースセットなどでボディの強化を図ると、高速コーナーでのロールも抑えることができます。

低回転域のトルク不足は確かにありますが、プラグとプラグコードを替えたことで、相当程度改善できました。これにより、３速２千回転からの加速は十分可能となり、市街地で流れに乗るような運転の際でも、随分楽になりました。

オーディオは、ＢＯＳＥシステムを導入しましたが、オリジナルでは少し音がにじむ感じもあり、アーシングを施し、きりっとした音に改善することができました。

心配していた燃費ですが、高回転域を常用していない現時点で８km/l前後というところで、これも満足です。オイル交換も、ロータリーエンジン用の価格の高いものを使わなくても、安い鉱物油を頻繁に替えれば事足りることがわかってきました（私はサーキットでは走りませんので）。

不満な点

不具合とまでは言えないのですが、４速を中心に（３速も）、２千回転から３千回転で、アクセルをゆっくり踏み込んでいった時（すなわちトラクションが徐々にかかっている時）、「チリチリ、カリカリ」といった虫の鳴くような異音がします。どうやら５MT車にはたいてい出る現象のようで、かなり大きな音に悩まされている人もいます。原因はメーカーでもつかみきれておらず、解決策も見つかっていない模様です。私の場合、走行距離500kmから2000kmくらいの時、最もはっきりと聞こえていましたが、最近ではエアコン、オーディオを落としてようやく聞こえる程度まで音が小さくなっています。私の場合、どうしても直して欲しいというところまで行っていませんが、気になる人は気になるようです。いろいろな推測がなされていますが、インテーク系の共振が有力なようです。

その他の不満点としては、塗装が弱いのか、飛び石で、ミリ単位の傷がどんどん増えることです。これも車高の低い８の特徴かもしれませんが、気になるところです（現在、数カ所）。

それからオプションのカロナビの音声出力を、ＢＯＳＥのシステムにつなげないという問題があります。ＢＯＳＥのシステムで聞くには、音質の極めて悪いＦＭトランスミッターを使うほかないです。

当初不安だった、左方後方の視界の悪さは、運転に慣れるに従い、気にならなくなっています。

また低回転域のトルク不足から来る発進の難しさも、結局は慣れで解決しました（最初は随分エンストしていましたが）。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験