趣味性と使い勝手の両立
RE40周年記念モデルのtypeS 6MTを購入して3ヶ月半。6000Km走行しました。他の方の評価の通りベタほめ~酷評まで意
2008.1.7
- 総評
- 趣味性と使い勝手の両立
RE40周年記念モデルのtypeS 6MTを購入して3ヶ月半。6000Km走行しました。他の方の評価の通りベタほめ~酷評まで意見が分かれる車だと思いますが、私は非常によい車だと思います。車を操ることを楽しんで欲しいという作り手の明確なメッセージを感じます。NAロータリー、クーペボディ4シーターのこの車にハイパワーレシプロターボ車の様な豪快な加速や最高速を求めたり、セダンの使い勝手や居住性を求めたり、LEVなみの燃費を求めてもそれは無理というものです。その代わりにREのストレス無い回転フィーリング、よく躾けられた操作系と足回りを存分に楽しめます。都内の通勤の行き帰りでさえも運転が楽しいと思わせてくれる車です。適度なコーナーが連続するワインディングこそがこの車の本領が発揮できる場所です。いつまでも走っていたいと思ってしまいます。乗り物と運転が好き、大排気量・大パワーには飽きちゃった、スポーツカーに乗りたいけど日常の使い勝手もある程度無いと困るというような方はきっと納得がいくものと思います。
- 満足している点
- エンジン:回転フィールの良さと音に尽きます。私はマツスピマフラーですが3000回転から上では適度で心地よいエキゾースト音が聞こえ出します。4000回転からはこれに「ビューン」というローターの回転音が加わってきます。REを所有するのはこれが初めてですがここまで気持ちよく回るものとは思っていませんでした。まだ7000回転付近までしか回さないようにしていますがトルクの谷も特定の回転数でのもたつきも無くきれいに回ります。4000~7000回転では右足と後輪が直結している様で、まるで高性能キャブレターをつけたバイクのような感覚です。
ハンドリング・足回り:重量配分とフロントミドシップの恩恵かハンドルの切り始めの応答が素直で回頭性がよいと思います。私のモデルは純正でビル足ですが街乗り~ワインディング程度なら快適性、踏ん張りともに充分と思います。
デザイン:好き嫌いが分かれると思いますが、私は好きです。停めた後つい振り返って見てしまいます。また各部にコスモやサバンナの流れを汲むと思われる意匠が取り込まれていてマツダDNAを感じられます。テール部はやや迫力不足に感じますが逆に軽快感があって良いとも思います。
- 不満な点
- 低回転でのトルクは薄いですが困るほどではありません。以前乗っていたレガシーGT-Bの方がもっと薄かったように思います。
燃費は悪いです。街乗り6~7Km高速中心で7~9Kmといったところでしょうか。改善を期待しますが極端に悪いとも思いません。レシプロのスポーツカーもこれより若干いい位ではないでしょうか?
エンジンの搭載位置の関係でオイルパン底面が低いこととロングホイールベースのせいでロードクリアランスが悪いです。段差で車体底に気を使います。
ノーマルでの車高とホイールオフセットの設定にやや不満を感じますが、上記のクリアランスの問題もあり、基本設定としては仕方の無いところでしょう。
内装は確かにややチープな感じがしますがこの車はプレステージカーではありません。内装の豪華さを求めるならT社の車にするべきでしょう。ビビリ音もやや気になります。シフトレバーがやや遠いように感じます。
エンジン位置の関係で運転席の足元が狭いです。慣れてしまいますが、左ハンドルをメインに設計しているのかと思います。助手席の足元の方が余裕があります。
タイトコーナーでアクセルを踏み込んだときの挙動に違和感を感じることがあります。DSCが介入するためかも知れません。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験