マツダ RX-8 「マツダはコーナリングマシンだ この車の最大の個性はなんといってもロータリーエンジンだ。現在ではこの車以外にロータリーを積んでいる車は無いからだ。だがこ」のユーザーレビュー

マツダはコーナリングマシンだ この車の最大の個性はなんといってもロータリーエンジンだ。現在ではこの車以外にロータリーを積んでいる車は無いからだ。だがこ

2010.6.5

総評

マツダはコーナリングマシンだ
この車の最大の個性はなんといってもロータリーエンジンだ。現在ではこの車以外にロータリーを積んでいる車は無いからだ。だがこのロータリーは子供のときに憧れていたイメージとは大分違ったものであった。
正直、圧倒的なパワーを期待していたのだが実際は速いわりにパワーを感じられないエンジンだ。回転は9,000まで引っ張れるので加速タイムはいいだろうが、トルクは22kg/mしかないのでぐいぐいと車体を押している感はほとんど無く、ロータリーはその回転のスムーズさを売りにしているだけあって振動＝鼓動感を全く感じられないので、回転を上げていく際のドラマは無きに等しい。それが抜群のコーナリング性能を持ったシャシーとの組み合わせにより、速いペースでワインディングを駆け抜けてもあまり実感が無く、一般車に追いついて初めて自分の速さに気付いたくらいだ。
この車は加減速を繰り返すより、速いペースを保って高速や田舎道を走るのに向いている。

満足している点

コーナリング性能抜群のシャシー。リアタイヤに逆位相に切れるブッシュの入った機構が付いているので、前輪だけでなく後輪も一緒に働いて曲がっていく感じ。抵抗感無くコーナーを抜けられるのでとても気持ちがいい。
内装が値段の割りにいい。スポーティーカーに似合った楽しい感覚の内装だ。
セダンからの乗換えが可能。四人乗りでいいなら何の不便も無い。
電動パワステが街乗りでは重いのだが、飛ばすときは重みがあって操作しやすい。タイプSらしい。
街乗りでも車窓がいい（ウインドウの傾きや間隔がいいということ）ので意外に楽しめる。
デザインがカタログで観るより実物はかっこいいので嬉しい気分に浸れる。

不満な点

エンジンがスムーズ過ぎるので何の印象も残らない。
NAであっても燃費が悪い。それでいてタンクが大きくないのでガス欠の恐怖を初めてあじわった。
ホイールベースが長すぎるのでタイトターンが不快なフィーリングになってしまう。後輪を後ろに持っていきすぎだ。
DBWのセッティングが最初は効かなくしてあるので運転しにくい。アクセルを離してもバタフライが閉まりきらないので、ただでさえエンジンブレーキが効かないロータリーにはマイナス材料。
ブレーキブースターが強すぎて街乗りではかえってコントロ－ルに気を使う。それでいてブレーキ容量がまだ足りないらしくサーキットでは期待外れだった。大径ブレーキであるのに、だ。これ以外にもシートのホールド性は全然足りないし、ダンパーの減衰も全然足りなかった。あくまでもタイプＳであってＲではないということだろう。後に出たＲＳはかない向いている仕様になっていると思うのでおすすめしたい。
最後に言いたいことなのだが私はスムーズすぎるロータリーはフィーリングが気に入らなかったのでロードースターの方が楽しく走れると感じました。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験