マツダ ロードスター 「 現在、新車で買えるライト・ウェイト(L...」のユーザーレビュー

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マツダ ロードスター

グレード:RS(MT_2.0) 2005年式

乗車形式:その他

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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 現在、新車で買えるライト・ウェイト(L...

2007.12.21

総評
 現在、新車で買えるライト・ウェイト(L.W.)級のFRオープン・スポーツは、ロードスターしか存在していない。国内のクーペ/オープン市場が壊滅的な状況に在る中、マツダだけがライト・ウェイト・スポーツ(L.W.S.)をラインナップに加えている。これは凄い事ではないだろうか?

 で、勘違いされていらっしゃる方々を時々見かけるが、ホンダのS2000は車重がミドル級で、コンセプト的にも価格的にもL.W.S.ではない。軽くて、扱い易くて、FRで、2人乗りで、ウェスト・ラインの低い&Aピラーが必要以上に寝ていないオープンで、量販車種から転用した低中速トルク重視のエンジンを積んだ比較的安価な車でなければ、本当の意味でのL.W.S.は名乗れないから。そういう意味で、初代のNA型から、それらの条件を頑なに守ってきたマツダのエンジニアの方々の努力や功績、良心は素晴らしいものがある。

 また、NC型になってから出来の良い電子制御の6ATや電動ハード・トップ(RHT)仕様が用意された事も手伝い、絶対的な価格こそ旧型よりも少々高めになったが、更に間口が広くて敷居も低い車になった。これまでオープン・カーとは縁の無かった人たちが、これらのおかげで気楽に購入出来るようになった事がそれを証明している。勿論、従来通り、走り重視のグレード(RS、NR-A)や、弄りたい人に最適なシンプル・グレード(ROADSTER、NR-A)も用意している。

 なので、これから新車でオープン・カーを購入しようと検討されていらっしゃる方には、是非とも試乗して頂きたいと思う。勿論、それは中古で購入したい方でも同じ。

 ただし、もっとピュアにL.W.S.を楽しみたい方には、中古&手動幌しか選べないが、旧型(NA/NB)を強くお勧めする。NCよりも安価で、社外品も非常に豊富、オーナー数も多く(≒純正品の欠品の心配が少ない)、DIYもより簡単に楽しめる車だからである。
満足している点
(1)S2000程ではないが、オープン・カーの中でも屈指の、高いボディ剛性(感)。
(2)中低速領域でトルクフルな、2リッターのMZRエンジン。フラット・トルクで扱い易い。
(3)自社で新規開発した6MTのシフト・フィール。5MT並みに良くなった。
(4)手動幌のデザインと、改良された操作性。気軽に開閉出来る。
(5)全幅が3ナンバーに拡大されたが、相変わらず良好な取り回し。
(6)良好な燃費。軽量なボディと、トルクフルなエンジン特性のおかげ。
(7)他の車種と比べて、自動車保険の料率クラスが低い。経済的な車。
(8)街中を普通の速度で走っていても十分味わえる、伝統の人馬一体感。
(9)工芸職人が日頃から使う道具のように、使い込む毎に馴染んでくる味付け。
(10)全国各地で、同じ車種同士が集まる催しが定期的に開かれている点。
(11)スポーツ・カー造りの真髄を理解している技術者達の存在。安心感、大。

 ロードスターは、乗り手に「評価」を求めないスポーツ・カー。加速タイムが何秒だとか、旋回中の限界Gがどのくらいだとかを競わせるような事を一切、ドライヴァーに押し付けない。だからこそ、誰もが気持ち良く操れて、心の底からドライヴィングを楽しむ事が出来る。

 スペックだけ見れば、ロードスターを凌駕するスポーツ・カーは幾らでも存在する。しかし、どのクルマも、ロードスターを超えられないのである。スポーツ・カーは、「人の感性」の琴線を揺さぶるものでなければならない。いつの時代であっても、スポーツ・カーの開発を諦めなかったマツダは、その真髄を熟知しているのである。
不満な点
(1)ボッシュ社製ABSユニットの介入が少々早い。タイヤが鳴く前。
(2)電子制御スロットルのセッティングの塩梅。ほんの少しだけ。
(3)気温の低い日は、ビニール幌の開閉動作そのものが渋い。
(4)ミシュラン社製17インチ・タイヤのグリップ感。軽い点は○。
(5)トルセンL.S.D.のイニシャル・トルク。効きが唐突な気がする。
(6)DSCやL.S.D.が選べない標準車(後者は、後から装着可能だが)。
(7)余計な重量が増えるだけの、オート・エアコンは不要。手動で十分。
(8)排気ガスの浄化性能を重視した、エキマニ&触媒付近の設計。
(9)走りを更に良くする為の社外品がなかなか出て来ないところ。
(10)NAやNBほどは、簡単に弄れない点。特に、PCM関係と内装。
 
 その他、世間的には、

(1)クラッチ・マスター・シリンダーの不具合。
(2)幌の排水機構の不具合。
(3)内装のガタピシ音(軋み音)。
(4)ウーパー・ルーパー(?)な顔つき&ヘッド・ライトの位置。
(5)価格が少し高めになった(←事実を理解していない人の発言)
(6)NA・NBよりもボディ・サイズが少し大きくなった&車重が増えた。
(7)ピアノ・ブラックのダッシュ・パネルは、傷が付き易い。
 
 などが取り沙汰されている模様。

 しかし、新車が殆ど売れない時代に、現代の車に求められる基準を全て満たした上で、下は220万円から買えるようにして、高価な素材をあまり使わずに地道に軽量化に取り組んできた企業努力・企業姿勢に、まずは敬意を表しなければならないと思う。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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