マツダ ロードスター 「シンプルな佇まい、サイズは小さいがクラス...」のユーザーレビュー

シンプルな佇まい、サイズは小さいがクラス...

2004.8.12

総評

シンプルな佇まい、サイズは小さいがクラスレスの存在感。過剰な動力性能や
限界性能、ハイテク武装で威嚇するクルマ群に対するアンチテーゼ。動力性能も限界性能もボディ剛性も大したことないのに、運転すると笑みがこぼれる非常に楽しいクルマ。作り手の組合せの巧みさを感じます。

ところで、ここの投稿欄や掲示板を読んでいると、ＮＡ型ユーザーのＮＢ型への批判が散見されますが、個人的には疑問を感じざるを得ません。
確かにＮＡ型は魅力的なクルマだと思いますし、私も好きです。
ただＮＡ型のままでは安全・衝突要件を満たせない（即ち、フェードアウト）
のだから、ＮＡから殆どサイズを変えずにクリアしてきたＮＢ型も認めて
欲しいと思います。ＮＡ・ＮＢで約１５年、ほぼ同じコンセプト・サイズで
存在していること自体が偉大です。

でも、そんなロードスターもＮＢマイチェンで、可変バルタイ＆ハイオク化や
アルミパネル採用、クーペ＆ターボ追加等々、当初のコンセプトから逸脱しかかっているのが気になります。時代の要請なのかもしれませんが、今度のフルモデルチェンジではガラリと変わるんでしょうね。
そう考えると、大事に今のクルマに乗り続けないと・・・と思います。

満足している点

①外装色アールヴァンレッドマイカとベージュの革内装、ナルディのウッド
　ステアリング＆シフトノブ・・・このグレードの雰囲気にＫＯされた。
②コストや安全・衝突基準の制約が厳しい時勢の中、軽量コンパクト＆
　カジュアルな姿勢を守っている点（残念ながら、ＮＢまでかも・・・）。
③身構えず、気さくに付き合える点。素直な車両挙動＆操縦性、手動ゆえ
　気軽な幌オープン・・・風や緑と戯れながら、クルマに乗る楽しさと
　オープンの楽しさをガツンと実感させてくれる。
④私は今のところノーマルだけど、時折アレンジしたくなる衝動に駆られる
　間口の広さと自由度の高さ。ユーザーの個性が出る分、上品にも下品にも
　なる危うさ（それ故、ノーマルのままいじれない状態）
⑤個人的にはリトラクタブルヘッドランプが嫌いなので、お眼々パッチリ
　ＮＢ１のほのぼの感が好き。ボディーブローの如くじわじわ好きに
　なってきた。また、このご時世、レギュラーガソリン指定なのも○。

不満な点

購入前に試乗をしたので、ある程度の欠点や割り切るべき点は覚悟していた。
それを踏まえて下記に示します。ただ、絶対に許せない欠点ではありません。
①６速ミッションの引っかかり感：
　特に２速の入りが渋い気がする。
②全般的にがさつなエンジンフィーリング：
　前車が三菱FTO（MIVEC）だったので、特に5000rpm以降の高回転での
　伸びきり感が薄い気がする。可変バルタイ無し故の不満かもしれないが。
③サスペンション（特にリヤ）の突き上げ感（ストローク不足？）：
　ボディへのダメージが増えない様、ショックアブソーバ、スプリングを
　変えて、その上でタイヤも変えようかと思うが、これで解決する問題
　かどうか・・・。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験