マツダ ロードスター 「趣味の車」のユーザーレビュー

趣味の車

2018.1.17

総評

　燃費は現代車に比べても遜色ないレベルにあります。
　流石に現行ND型と比較すると見劣りしますが、日々のメンテナンスと運転技術で肉薄する数字を出すことができます。

　「2人乗り・オープンカー」というパッケージングは趣味車の象徴ともいえるものなので、家族の理解が得られない場合が多いです。

　しかし、多少不満に思う事があっても、安価で楽しめる数少ないスポーツカーの一つである事は、間違いありません。

　今、所有できる喜びは、何物にも代えられないものであると確信しています。

満足している点

　なんといっても、FR＆軽量コンパクトであること。
　幌をたたみ、DHTを取り付けた状態でも1060kg弱の重量に収まっているのは流石だと思います。

　ポルシェ 911 GT3とベストハンドリング賞を争っただけあって、ハンドリングの感覚は素晴らしいの一言です。

　神格化されているユーノスに比べると同条件での相場が安価に推移しているため、入手難易度はそんなに高くありません。
　自分の場合は、車体10.8万円の個体でしたので、無理のないメンテナンス計画を立てることができています。

　5ナンバーサイズ＆最小回転半径：4.6mと、小回りが利くので幹線道路でのUターンや車庫入れが楽ちんなのも良いですね。

不満な点

　純正の革シートは見た目の印象としては良いものですが、実用面においてはお世辞にも良質とは言えません。

　特に、パンチングメッシュ加工がされている座面は軽い横Gがかかっただけでスベってしまいます。

　ワインディングロード等を気持ちよく走るには、最低限、セミバケットシートが必要だと思います。

　言うまでもありませんが、収納スペースがありません。コンソールのボックスとエアロボートのネットに小物を収納できる程度しかありません。
　トランクには、買い物籠が収まる程度の深さしかないので収納能力を気にされる方には敬遠されてしまい勝ちです。

　

デザイン

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走行性能

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　4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションの恩恵は絶大です。
　クイックなステアリングと相まって、ドライバーの操作に車が応えてくれます。
　1.6LのB6-ZEエンジンは、お世辞にもパワーがあるとは言い難いです。
　しかし、非力なエンジンであるからこそ、安心してドライブを楽しむことができます。

乗り心地

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　TEIN FLEX Zを導入し、減衰を8 / 16に設定しているため乗り心地は固めです。
　細かな段差が連続する箇所だとちょっと気になります。
　高速道路では、減衰の設定がマッチしており、空力パーツをつけていないマイカーでも安定感抜群です。

　柿本のマフラーが納車時から装着されていました。3000rpm以上回すと…爆音を轟かせ、室内にこもる様な音がします。
　同乗者には不評ですが、自分はかなり気に入っています。

　高速走行時、車自体は安定していますが、ステアリングに伝わる振動が大きい事が気がかりです。
　自分は、ダイレクトなフィーリングの現れと思って受け入れていますが、人によっては不快に感じると思います。

積載性

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　不満点と重なるところになりますが、大きな荷物は乗りません。
　買い物籠×２で限界です。
　15インチのホイールとタイヤを4本積もうにも積めません。トランクが閉まらないか、助手席からタイヤがはみ出る勢いです。
　自分は、助手席のシートを外し、タイヤの空気を一度抜いてから積み込んでクリアしました。
　積載能力を気にされない方にとっては、大した問題ではないでしょう( ´∀｀ )

燃費

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燃費は満タン法で、街乗り：10～13km/L、高速道路：14～18km/Lを記録しています。
　以前乗っていたHE21S型のアルトラパンでは、12～15km/Lだった事を考えると優秀な部類に入ると思います。

価格

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故障経験

　大きなトラブルは、ありません。
　・外気温が5℃以下になると、パワーウィンドウの動作が鈍くなる。
　・セルモーターのヘタリが顕著で冷間時の始動性が悪い。
　上記2点以外に特には問題らしい問題は起きていません。