親友的存在のクルマ
最近は新車で買えるスポーツカーは、高性能を謳い文句に価格の高級化が一段と進んでいます。そんな中、このロードスターはエントリーモデル
2008.2.2
- 総評
- 親友的存在のクルマ
最近は新車で買えるスポーツカーは、高性能を謳い文句に価格の高級化が一段と進んでいます。そんな中、このロードスターはエントリーモデルが200万円からと、この分野の中ではリーズナブルです。
2シーターで人も乗れず、天井も低く、雨の日は傘を畳むのにも苦労しますが、そのネガティブな部分さえも可愛く思えてしますほどの、すばらしい点が多数あります。
世界で最も多く売れた2人乗りオープンカー それはロードスターです。あまりにも有名ですね。そのクルマを開発、生産しているのは、私たちが暮らす、日本のメーカー MAZDAです。日本に生まれながら、他車には絶対に真似の出来ない、運転の楽しさ、風となる一体感を味わうことなく、軽自動車やミニバンでクルマ人生を終わらせるなんてもったいない!!
前々よりロードスターの興味はあったのですが、私は、オープンカーの“幌”の部分に多きな不安を抱え購入にいたらずにいました。時とともに劣化し、張替え時にはかなりの出費を要すること。幌を破り車上荒らしや盗難のリスクが高いこと。です。そんな悩みをリトラクタブル・ハードトップが払拭してくれました。幌の張替えも、車上荒らしの確立もグ~ンと引き下がります。しかも、10数秒で開閉が可能です。
ディーラーで試乗し、悩みに悩んだ末、家族の反対もありましたがH19年の初商いで契約しました。納車されたのは6月になってから・・・。半年かかりました。待ち長かったです。
納車されてからというもの移動するための道具ではなく、運転することが目的になっています。また、クルマがファッションの一部として自己主張しています。
ホントにただ速いクルマがほしいならその辺のターボや大排気量のスポーツセダンを購入すべきです。このクルマは、国産最上級のコーナリングマシーンだと考えます。「人馬一体」。このクルマの開発コンセプトですが、まさにこの一言に尽きると思います。人=乗り手次第で、馬=ロードスターの性能は雲泥の差になると思います。また、馬は人を育ててくれます。
いまでは、私にとってロードスター RS RHTは、最高の親友です。家族構成が変わったとしても、軽やコンパクトカーを買い増して、ロドスタ君は手元に残して行きたい!
- 満足している点
- ○「人馬一体」となって運転を楽しめます。3ナンバーですが、コーナーでは走行車線内だけでアウト イン アウトが出来るところが多く、ハンドル操作、アクセルの開閉でダイレクトにクルマが反応を示してくれます。イメージとしてはMTのシフトノブを中心にクルマが動きます。FF車とは比較にならないほど速いコーナースピードです。
○信号待ちの間に開閉できる電動ハードトップ。10数秒で風になれる!!
○エアロボード、オープンモードのオートエアコンのおかげで、冬でも比較的穏やかにオープンエアーが楽しめます。もちろん助手席に乗る方の配慮を忘れると、二度と乗りたいとは言われません(笑)
○テールはNAロードスターからの伝統ともいえる楕円テールランプを継承し、フロントマスクは女性をターゲットとしたNB以上に男性からの受けが良い。
○2500回転付近でのシフトアップを心がければ、街乗りでも13km/lの燃費を記録します。個人的にはロードスターの2Lエンジンは低回転でも扱いやすいと思っています。もちろん、踏み込めば悪化しますが・・・。
○純正マフラーでも排気音が良い。
○MAZDA内製のブレーキですが、1tそこそこの車重のロードスターには、強力です。
○BOSE製のサウンドシステムもなかなかGOOD!よくレビューに出来が悪いと評されるのを見ますが、オープンカーは根本的なデッドニングが必要です。オーディオをいじらなくても、デッドニングだけで劇的に変化します。今度 トランクルームのデッドニングにチャレンジしてみたいです。
- 不満な点
- ○4000回転以上エンジンを回した際、高回転の伸びが鈍化します。
○フェンダーとタイヤの間にこぶしが1コ入るぐらいの隙間がある。「こんなにいらないんじゃなないの??」と思えるぐらい。見る角度によっては間延びした印象を受け、カッコ悪い。
○ハイオク使用になってしまったこと。給油のたびに、財布の中身を気にしなければなりません。
○足元が狭く運転中、左足の置き場に困ります。
○ハードトップと車体との継ぎ目からギシギシと音がします。ディーラーにて調整可能です。ロック部分に遊びがあるらしく、そこを調整することで音がなくなりますが、最近また、少し音が気になる。馴染むまでは辛抱かな。また、調整してもらいます。
○後方視界が悪い。オープンモードではバッチリなんですけど(笑)
○シートがポルシェの様ですが、座面が薄く、また上半身のホールド性がいまいちです。コーナリングマシーンとしては×。メーカーに善処を求めます。
○RSはビルシュタインのダンパーを標準装備しますが、スプリングは標準車と同じ。コスト削減のためか?
- デザイン
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- 走行性能
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験