教習車にしてほしいくらいです
専用のFRシャシ-に癖のないマイルドなエンジンの組み合わせは運転する楽しみを再認識させてくれます。
動力性能、装備等を考
2007.8.23
- 総評
- 教習車にしてほしいくらいです
専用のFRシャシ-に癖のないマイルドなエンジンの組み合わせは運転する楽しみを再認識させてくれます。
動力性能、装備等を考えると1800の上位モデルに目が行きがちになりますが、1600のモデルでも必要十分の性能で、一通りの装備は備えております。
6速ミッション、ビルシュタインのショックやミシュランのタイヤ、皮シート等の+αの装備に拘らなければ、1600のほうがプレーンな感覚で、ロードスターの素の魅力が感じ取れるモデルと考えます。
- 満足している点
- 高いトータルバランス
初代に比べ安全対策から車重はアップしましたが、ロールセンターも低く、前後重量バランスも良く、運転席も車体の中心にあり、走る、曲がる、止まるの基本動作で全く癖のないニュートラルな運転感覚であります。
エンジンを回して、ギリギリまでコーナーを攻めなくても、普通の速度域で流しているだけでも楽しい車です。
バランスの良さから攻め込んでもそこそこ速く走れる優秀な車体だと思います。
癖のないエンジン
ファミリア系のツインカムで
特殊な機構は付いてなく、出力も高いとはいえませんが、苦手な回転域がなくフラットなトルク感で扱いやすいエンジンです。気音もその気にさせるチューニングです。
オープンカーの楽しみその1
当然ながらオープンカーです。秋~春までの3シーズンは極力幌を開けて走りました。
冬や夜にオープンで走るのは一見寒そうですが、外出する服装に一枚重ね着し、エアコンを足元・中央噴出し口に強めに効かせれば体が温かく、頭は適度にクールダウンされて爽快ツーリングが楽しめます。幌を閉じて走っている人が多いですが、どんどん楽しまないとなんか勿体無いと思います。
オープンカーの楽しみその2
オープンカーのスタイルはオープン、クローズの2形態ですので当然印象が変わり、気に入った車のスタイリングが複数楽しめます。
あと個人的に幌タイプの車は雨の日、幌が濡れちょっと印象が変わるのが好きです。
メタルトップオープンが主流になって来ましたが、古典的な幌クルマの味わい深さも捨てがたいと思います。
熱線入りリアガラス
透明アクリルは折り目がつくと後方視界が悪くなり、経年劣化で曇りガラス状になってしまうのは避けられませんでした。熱線入りガラスになったことでオープンカーの懸案事項の一つから開放されました。(雨のドライブが快適になりました。)
BOSEサウンド
小音量でもはっきりとした音色を提供してくれます。オープンで走行中でもはっきり音の輪郭がわかる上質なスピーカーです。
広いトランク
深さはやや浅いが奥行き、幅が充分で2人分の2~3泊分荷物+お土産分の広さは有ると思います。メタルトップと違い、オ-プンにしても荷室寸法は変わらないです。
- 不満な点
- 幌劣化
近年のオープンカーですので幌素材、リンク機構等の強度が上がって幌のトラブルの心配は少なくなりましたが、直射日光直撃の屋根無しガレージでしたので、数年経ったら幌が白っぽくなっちゃいました。(シートカバーを購入し対応しました。)
何度も開閉したためか幌の折り目がつく箇所の内側の繊維布に切れが発生しピンホールが開いたような状態となり雨がしっとり染み込むようになりました。内側から自転車タイヤのパンク修理キットのゴムパッチを貼り付けて対応完了。
幌は耐久性消耗品と考えた方が無難です。
質素なキー
初期モデルだけかも知れませんが、ディーラーで渡されたキーは「全てがスペアキー」でした。ブラックの樹脂部品の一切無い、金属だけの平鍵です。ある意味シンプルを極め、機能美ともいえなくも無いけど、最近の原チャリの鍵の方がごっつく見えます。
スポーツカーを所有してワクワクさせて頂けるようなキー形状って贅沢ですかね?
その他
短所で無いかも知れませんが、エンジンをガンガン回してもS2000のようなドラマはありません。無難な優等生タイプのエンジン特性は人によっては物足りないかもしれません。
1800のほうが多少刺激性は上がるかもしれません。
これも短所ではないと思いますがカラーリングについて落ち着いた深みのあるメタリック色が多いと思います。コストの関係もありますが、ボディカラー(特にソリッドカラー)、幌のカラーのバリエーションがもっと増えると魅力が増すと思います。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験