近代オープンカーの原点
中古で購入、足回り、吸排気のライトチューン済み
不満の多いシートも交換済みで特に自分で手を入れるところはありませんでした
サー
2008.2.19
- 総評
- 近代オープンカーの原点
中古で購入、足回り、吸排気のライトチューン済み
不満の多いシートも交換済みで特に自分で手を入れるところはありませんでした
サーキットやジムカーナ練習会でも使いました
自分は特にロードスターマニアではありません(1年で手放しました)
Egは他メーカーの高性能NA(Vtec)に乗りなれているせいもあっていまいちだなぁ・・・
という感じは否めませんが、同時にスポーツカーでこういう方向性もありなんだ、という事も改めて実感させられた一台でした
その後他メーカーからも大量のオープンカーが発表されたように走る演出にオープン化させるという手法は「あり」と認識させられます
逆に幌をまったく開ける気がないならそもそも選ばないほうがいいでしょう
ロードスターファンからは総スカンを喰らう発言でしょうが、なんら新しい技術も無く、手持ちのファミリア用Egを縦置きにして昔からあるFR技術を使っただけ・・・と言えばそこまでです
しかしながら基本的に全て(オールラウンド性能)を求めたクルマ作りが当たり前の時代に、走りを軸に誰にでも乗れるスポーツカーを作るという開発者の意気込みがユーザーに解り易く伝わる。ワインディングに持ち込めば同クラスのNAスポーツと比較してしまえば遅いのは事実ですが、そんな事もどうでも良くなる。そういう楽しさを持っています
もしかしたらその結果クローズドボディではなくてオープンにしたのかなぁ・・・とさえ思えます
設計からもう20年も経つのに未だにファンが多いのにも納得です
荷物が積めなくてもいい、運転が楽しめたらそれでいいって割り切れる人には最高の1台
もう販売終了して10年以上経過したオープンカーなのでその辺は多少覚悟しておいたほうがいいと思います。乗り続けるにはマニアになれるか否かの問題かもしれません
- 満足している点
- 設計時点で軽く作っているので実際にワインディングや様々な面で動きの軽さを感じられる。剛性を重視して高速コーナーのスタビリティを上げる方向も解りますが、普通に走る分には軽いほうが一般的な使い方だと楽しい。Egの非力さはめいいっぱい踏める事でドライバーが「本気」で走っている気分になれる(なり易い)
・一応LSDが入っているのでFRらしい走りができる
・MTフィールがいい
等と・・・ドライバーが「運転を楽しむ」ことに対してのネガティブ感は一切感じられませんでした
幸い自分の乗っていたのには前のオーナーがセミバケを入れてくれていたので評判の悪いシートについては何も言えません。他の人も評価もいまいちですし買う人はシートのリフレッシュも視野に入れて交換したほうがこのクルマを一層楽しめると思います
助手席のほうは純正シートだったのですがシートにスピーカーが内蔵されている・・・と既にこの当時から純粋にオープンを楽しむ事以外の部分にもマツダが前向きだったことが解ります
- 不満な点
- Egは非力なので、他のNAと勝負する気ならかなりの手を入れないと同クラスNAとは勝負になりません(対ノーマル比)
またEg設計が古いせいか幸いレギュラーですが燃費も良くありません
自分が乗っていたのは1800ccの初期モデル(シリーズ1.5)で1600と比較するとテンロクのほうが上が良いと言いますが・・・ぶっちゃけどっちも非力でユニット的な魅力はありません
動力性能の評価は軽さを加味しての評価です
・短所になるかどうか解りませんがデザインが「ロータスエラン」のパクリと言われます・・・が今の時代ロータスエランの実物自体を見てる人が殆ど居ないので個人的にはこの形のロードスターが一番良く見えます
・オープンカーの泣き所のひとつであるボディ剛性の弱さから雨天時きちんと幌のメンテをしないと雨漏りをします
・オープン2シーターで当時はまだトランクスペースを犠牲にしても止むなしかトランクの底が浅く、テンパータイヤも邪魔なので荷物はさほど積めません
欠点を書こうと思えばいくらでも書けます。逆に長所もいくらでも書けるそういう1台です
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験