ロードスターはマイナーチェンジされてLSD(デフ)が変わりましたが、どのような利点があって、どのようなフィーリングが味わえるのですか？

Answer 1

これは実際に現車を乗ってみないと判らないですが、まずデフロックの機構が従来の「トルクセンシング式スーパーLSD」と同じく左右の回転差がある時にサイドキアがテーパーリンクに押し当てられて回転差を無くす形ですので、効き自体は大きく変わらず、機械式には劣ると思われます。
作動する感じは、「トルクセンシング式スーパーLSD」はトルクをかけた時に多少唐突的に作動する形でしたが、「アシンメトリックLSD」では効きはじめがもう少しナチュラルになるのではと思われます。

理由としてサイドギアをテーパーリングに押し当てる機構が従来の「トルクセンシング式スーパーLSD」は左右のドライブシャフトに付くサイドキアの間に入るピニオンギアが左右の回転差が発生した時にそのギア同士の抵抗(ここがトルクセンシング式の意味)でサイドギアを押し広げて左右回転差を無くす形でしたが、「アシンメトリックLSD」は機械式のカム構造に近い形状で左右の回転差が発生した時にカムの当たり面が左右のサイドギアを押し広げて左右回転差を無くす形になっています。
ギアの抵抗ではなく、カムで押し広げる形なので作動はタイムラグなく作動すると思われるのが最初にナチュラルになると書いた理由です。

この為、「トルクセンシング式スーパーLSD」ではトルクがかかって左右回転差があるのが作動条件の実質1WAYでしたが、「アシンメトリックLSD」は左右回転差がある状態が作動条件となり、また加速と減速時の角度を変えていて減速時の効きが弱くしている事から1.5WAYに近い形になります。

Answer 2

簡単に言うと1.5WAYのLSDです。
アクセルオフ時はマイルドにアクセルオン時は普通にLSDが効く。