マツダ MX-30 EVモデル 「ロータリーの今度に期待」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

ロータリーの今度に期待

2024.2.4

年式

2021年1月〜モデル

総評

意欲的なパワートレインであり、この先の展開に期待したい。他のモデルでも試してみたい。

満足している点

世界中でマツダしか実用化していないロータリーエンジン（で発電した電力）で走るクルマに令和に乗れること。　

不満な点

現時点ではプラグインハイブリッド車として特筆すべき点が見当たらないこと。

デザイン

3

素晴らしいが、すべて似ているマツダ車にあって毛色の違ったデザインは新鮮。

走行性能

3

EV走行中はきわめてスムーズで力強さも十分。エンジンがかかってからもロータリーエンジンだけあって振動はきわめて少ない。シングルローターのエンジン音はゴロゴロと独特。

乗り心地

3

感心するほどよくもないが、閉口するほど悪くもない。標準的。

積載性

2

パッケージング面を見ると、どういう用途に適したクルマなのかわかりにくい。ハッチバックなので後席を倒したり起こしたりしながら、うまく工夫すれば使いやすいかも。

燃費

2

カタログ値ながら107kmのEV走行が可能なのは立派。ハイブリッド燃費は15.4km/Lと凡庸。

価格

2

ロータリー復活を慶事と捉え、ご祝儀、あるいは将来へのお布施と考えられるならOKだが、実利を求めようとすると割高かも。