Mazda３のスカイアクティブXが、アメリカでは試乗できるようですが、どのような仕組みの新エンジンなんですか？

Question

これまでのエンジンとの違いを教えてください。

アトキンソンサイクルエンジンをトヨタ車にも繰り返し採用されるようになっていますが、この『X』にも活かされているのですか？どのように活かされているのですか？
私の勘違い間違いも指摘してくださいね。

工学的な説明もお願いします。どんどん引用もしてくださいよ。アトキンソンサイクルのことを、Mazdaはアトキンソンミラーサイクルといいますね。
その辺りとこの『X』の関係もお願いします。返信は必ず出しますので、鋭意努力願います。
ほかの方もご参加ください。

私はくどいですか？

自分で検索した方が早いですか？

補足

こんな私は知恵袋やる資格はないですか？

Answer 1

>Mazdaは
>アトキンソンミラーサイクルといいますね。
そうなんですか? 私は寡聞にして聞き及んでおりませんが。。。

* * *

その昔、エンジンは
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%96

でした。特筆すべきはその燃焼室形状で、

>横に長く広い形状になってしまうため、
>圧縮比を十分に上げることができない
>（圧縮比が低かったからこそ、耐久性が高く、
>また低オクタン燃料に耐えられたという実情もある）。
>また燃焼室の表面積が大きく熱効率が悪いうえ、
>炭化物が蓄積しやすく、定期的に清掃しないと
>デトネーションが起こりやすくなる。さらに、
>燃費があまりにも悪い。

>吸排気の流れが非常に悪く、火炎伝播にかかる時間が長いため、
>エンジンの許容回転数も5,000rpm程度か、それ以下に制限され、
>圧縮比が低いこともあり最高出力が低くなるのが
>最大の弱点である。
・・・
ディーゼルにも劣ると言われたその燃焼。
燃焼室内に居残ってしまう排ガス量の多さが自己EGRと成って悪さをする訳で、少しでも追い出そうと頑張ったのがアトキンソンさんの
https://www.honda.co.jp/tech/power/exlink

でしたが、その複雑なクランク軸周りは高い。よって

>これらの欠点を解消すべく、

>OHV、更にはOHC（オーバーヘッドカムシャフト、
>SOHC→DOHC）へと進化していくこととなったのである。
というライバルの進化に、何時しか廃れて行ってしまったのでした。

65年後。
北米で、天然ガスエンジンで発電機を作るノルドバーグの技術者であったミラーさんが、負荷急変に対する出力制御策として、吸気弁閉じ時期を可変する機構を考案します。
これが結果的に、簡易なオットーサイクルエンジンで手軽にアトキンソン、高膨張比サイクルを実現出来る様に成った、と言う事で、ミラーシステムに拠るアトキンソンサイクル、では長ったらしいので略してミラーサイクルエンジンと呼ばれる様に成ったのです。

今、市販されているエンジンでは、EXLINK以外は軒並みミラーサイクルエンジンですね、吸気弁閉じ時期でアトキンソンサイクルを実現しているので。

* * *

Skyactiv-X ですかぁ。。。
その実力の程は、未だ良く判りません。SPCCIをやるって事ですが、それで何を改善しようとしたのか。
過給が、古臭くて涙がチョチョ切れちゃうルーツ「送風器」ですかぁ。低効率の極みですね。
で、SPCCIを実現する為に、圧縮比が16以上の設定と言うのは、理想の14を飛び越えちゃっててロスってます。
(高圧縮比 × 過給 × EGRによってやっとこさSPCCIに持ち込む、という狙いでしょう。Turboじゃ役不足って事で)

* * *

今、ガソリンエンジンの一つの究極と呼べる物は、特許化されています、日本人の手に拠って。
このお方の案です(-人-)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%BC%E5%9D%82%E5%BC%98

先頃、
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13209848523

の様な回答をしてみてますので、ご参照下されば幸いです。

追記の2019/6/3013:07:41の項にて、

>Skyactiv-Dの事ですよね?
>余り良く解っていません。f(^^;)
と書き始めていますが、これは
Skyactiv-X
の間違いでした。謹んで訂正致します。

質問者からのお礼コメント

ご丁寧にありがとうございました。