マツダ ユーノスコスモ 「ユーノスコスモ車評 その誇り高き車の名前は・・・ユーノスコスモ・・ 　マツダがバブル期に展開した、上級ブランドであるユーノスの旗艦、頂点として企画さ」のユーザーレビュー

ユーノスコスモ車評 その誇り高き車の名前は・・・ユーノスコスモ・・ 　マツダがバブル期に展開した、上級ブランドであるユーノスの旗艦、頂点として企画さ

2008.7.5

総評

ユーノスコスモ車評
その誇り高き車の名前は・・・ユーノスコスモ・・
　マツダがバブル期に展開した、上級ブランドであるユーノスの旗艦、頂点として企画されたのが、ユーノス・コスモなのである。 　
　デザイナーが存分に腕を振るった、その流麗なデザインは低く、そして広い。イメージカラーであるコバートグレーは、光の当たり方によって表情を変え、言いようもなく美しい。そして、ロングノーズ、ショートデッキのデザインは、現在のキャビンが広く、背が高くなった車達と較べると、異質な荘厳さを持っているとさえ言えよう。　
　そして、車内に目を転じると、その「未来的」と賞賛されたデザインに心を惹かれる。運転席から助手席までつながったインパネと、浮かび上がってくるメーターの美しさは、まさしく宇宙。そして、水平に艶やかな色を放つコスモの本木目は、遠くフランス・リヨン産の楡（にれ）の木を、イタリアの工房で磨きあげたものだ。
　また、コスモの本皮シートはオーストリアの牛皮を用い、しなやかでしっとりとした座り心地を提供してくれる。そう、コスモの内装には、職人の魂が注ぎ込まれているのだ。ナビゲーションとオーディオ、これらさえ最新のものにアップデートすれば、現在でも十分に通用する、優雅と安らぎに満ちた空間がそこにある。
　そんなコスモの心臓部であるエンジンは、世界で唯一マツダのみが実用化したロータリーエンジン。史上空前の３ローターと熟成の２ローター。これらを、２段階に加給するシーケンシャルツインターボと組み合わせている。低回転では、オートマッチックの特性と相まって、静かにその鼓動を伝えるのみである。だが、ひとたびツインターボ領域に踏み込むと、スポーツカー顔負けの獰猛な加速を見せる。静と動。コスモの心臓は、二面性を秘めているのだ。
　ユーノスコスモに乗ると、心が落ち着く。助手席に乗る機会が多い友人達も、一様にコスモは落ち着くと言う。
　 コスモに注がれた、全てのテクノロジーは、乗る人の感性の為に・・。開発者が願ったその想いは、幾年が過ぎようとも、確実に、コスモの中に宿っているのである。

満足している点

内外装、動力性能ともにすばらしい仕上がり。総評で述べた通りです。特に、ＴｙｐｅＥの内装デザインとシートは、間違いなく現代に通用します。

不満な点

燃費がよくないこと。故障した場合、修理が高いこと。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験