マツダ CX-7 「他のSUVとちがう・・・」のユーザーレビュー

beat8798 beat8798さん

マツダ CX-7

グレード:クルージングパッケージ(AT_2.3) 2006年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
5
乗り心地
5
燃費
4
デザイン
3
積載性
3
価格
5

他のSUVとちがう・・・

2020.9.12

総評
他のSUVとは全くちがう種類の乗り物です。

デビュー当時は「ハリアーのライバル」(そして敗れた)と言われたようですが、乘ってみると、めざす方向が全然ちがうことがわかります。
バイクでいうと、アメリカンとレーサーレプリカくらいちがう。

ハリアーはトヨタ車ですから、乗り心地がソフトソフトとにかくソフト。(ここで言うハリアーとは、先々代です)そして内装が豪華に見える。

その乗り味と身の回りの素材感(フェイクだけど)に、多くの人が「ああ、いいクルマだなあ。」って感じた。そりゃ、レクサスとして売ってたわけだから。

一方、CX-7には高級感は与えられていません。ムラーノでさえ、高級感ではハリアーの敵にはなれなかったくらいです。あの日産でさえその方向性では追いつけなかった。
弱小メーカーマツダとしては、ミドルサイズで勝負をかけるとすれば、「スポーツ性」しか道はなかったはずです。
だから、もともとハリアーの土俵には載ろうとしていなかったんですが・・・だから、ハリアーに比べてどうこう言うのはおかど違いだったのですね。

このクルマは、SUVみたいな恰好をしたスポーツカー。マスコミを巻き込んでそれを全面に出せば、あるいはメジャーになれる可能性があったかもしれません。

乘ったらわかる運転の面白さ!
でも、それを味わいたくて買おうとしても、今は全国で15台しか売っていない。本当に中古車が減りましたね・・・赤いボディなんてゼロ台だ。
満足している点
とにかくターボ加給による動力性能がすごい。このクルマの魅力はこれに尽きる。

アクセルペダルに足を乗せ、ほんの1センチだけ踏めば、怒涛の進撃が始まる。いや、大げさではない。踏み込んだ分、予測した加速以上のダッシュを見せてくれる。
最近の重量級のクルマで、こんな派手な加速を見せてくれるのは、カイエンくらいではないか(価格が倍以上だが)今も昔も国産車には、皆無。CX-7は唯我独尊。

どうしてそんなセッティングにしてあるのか?

それは、このクルマがスポーツカーだから。
内装もシンプル(簡素)で独創的だ。明るく広々している。あんなにフロントガラスがウソみたいに傾斜してるのに。

でも高級感は、ない。革内装も「単に革」というだけ。後部の内装に至っては、軽自動車の方が高級に見えたりする。

このクルマは、ハリアーではなくスポーツカー。

だから簡素なコクピットでOK。高そうな木目風パネルもない方がいい。

スポーツカーだから、足回りが引き締められている。初めて運転したら驚くだろう! ゴツゴツだ。ほとんどロールを感じさせないハードな乗り味。ブレーキもグワッと効いて、ノーズダイブもない。とよたのふんわりマイルドな乗り心地を高級、と思っている人には、耐えられないクルマだったろう。モータージャーナリストの多くは「小刻みに揺すられ、高級感がまるで感じられない。」と語った。
だからみんな、ハリアーの方がいい、と思ってしまった、そして誰もこのクルマを買いたい対象には入れなくなった。

いや、その評価はちがうでしょ?

車の本当の実力を評価できない者たちによって、当時ダメ出しを喰らわされた不運なクルマ。それがCX-7。

もう一度言う。
運転したら、そのすごさがわかる。そして、このクルマの価値を再認識することになるだろう。

私はハマりました。
不満な点
デビュー当時に、モータージャーナリストが実力不足過ぎて、このクルマの素晴らしさや凄みを正当に評価できなかったこと。

それによって、これだけの能力を秘めながら世間から見向きもされなかったこと。マツダ開発陣の無念を思うと、気の毒としか言いようがない。

運転したら絶対にみんな驚くはずだが、中古でももうほとんど手に入らない・・・
デザイン

3

このクルマが売れなかった原因のひとつは、ボディデザインがイマイチだったこと!!

このボディを「美しい」と言う人が多いが、そんなことはない。

とくに、リアガラスがキックアップしている部分は、全体の美しさを間違いなくスポイルしている!
あれが何より残念だ。どうしてあそこで奇をてらったのだろう?

アウディみたいにクラシックな方向で行っていたら!
もっとすっきりしたプレーンなウィンドウラインにしていたら!
日本でもっと売れただろうし、ドイツで高く評価されたはず。本当におしい。
走行性能

5

言うことなし。

疑うのなら、乘ってみな。(R34風に)
乗り心地

5

スポーツカーだから、もう少し固めでもいい。

(だから、ハリアーと比べるなって。違うジャンルなんだって!)
積載性

3

1900ミリ近い幅を持つボディなので、ある程度の荷物は載る。

でも、クロカンとは全然ちがう形のボディだから、車内で煮炊きはできない。車中泊も難しい。

SUVのスポーツカーだから。
燃費

4

直噴とはいえ、2300ccのターボ。しかも、ちょっと足を乗せただけで猛然とダッシュするセッティングのアクセル。

どう考えてもリッター10行くわけがない。

ハイブリッド車じゃないんだから。ハイブリじゃこんな走りは不可能なんだから。
価格

5

中古は激安です。新車級のブツがとんでもなく安く買える。ただし、ブツがあればの話だが。
すでに希少車になってしまった・・・
故障経験
ブレーキに関連するすべてのウォーニングランプが点灯した(一度に5つくらい!)

内部スイッチ(パーツ代5000円)を交換して完治。これくらいを「故障」なんて言っていては中古車は楽しめない。

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