マセラティのクワトロポルテについて教えてください。

Question

小生、過去よりクワトロポルテの妖艶なスタイルが好きでしたが何てったて高嶺の花・・・しかし、ネットを見ると5代目の前期は200万円で後期は個体差があるものの400万円～600万円で手の届く範囲になってきたかと。
でも、クワトロポルテの故障は過去からよく聞きイメージ的には車体＋100万円の予算は考慮に入れないとは思っています。そして車体を見ているとグレードや排気量に差が多きいことに気づきました。
そこでお聞きしたいことがあまして分かるかたお教授ください。
①前期と後期の大きな差
②4.2と4.7の違い
③ＳやＧＴＳなどの違い
④故障は本当に多いのか

個人的には後期型が良いと思っています。

存知の方、よろしくお願いします。

Answer 1

現行のクアトロポルテのフタ（エンジンフード）を開けてみたことはないので、
詳細には分かりませんが、参考になればと思い書きます。
非常に珍しい先代のクアトロポルテのイタリア仕様、MT版2リッターエンジンを友人が持っていたので、時々運転してました。
イタリアは、節税仕様の2リッターエンジン版があり、これは、フェラーリなどでもあります。
実際、私もイタリア仕様2リッターエンジンのフェラーリ持ってます。
現行型ポルテも、ボディ形状は違いますが、内部構造は結構共通部分は多いようです。
はっきり言って、設計上の問題が多いクルマです。
他社が絶対やらないような、強度に対する考え方、機械的設計のタブーを平気で侵す設計です。
そのため、乗っているうちに、様々なトラブルが出ます。
機械的な問題、エンジンの調整不能、さび、電気的な問題などなど・・・
現在はフィアットグループの一部ですので、設計的には解消できる技術があると思うのですが、何故こんな・・・と絶句するような構造です。
例えば、クラッチとブレーキのリキッドタンクを共有しています。
これは、排気量の小さなクルマ、軽や小型車であれば、有効ですが、ポルテほどのエンジンの大きさの車では、不適です。結果クラッチ系の加熱などのトラブルが出ます。
アシ周りのマウントの材質、設計不良で、アシが抜けます。恐ろしいです。
エンジンのタイミングベルトとチェーンの配置がおかしいです。
IN側のカムとEX側のカムをチェーンでつないでいますが、調整用のテンショナがありません。
新車のときはよいですが、使っていると、バルタイが狂うはずです。
でも調整機構が無いですので、直せません。
もともとは、SOHCのエンジンを無理やり改造したからでしょう。
箱（ボディ）の剛性が低く、ステアリングすえ切りしただけで、ボディのゆがみが感じ取れます。
フロントウインド前あたりにある、雨の入るルーバー部から中を覗くと、
防水仕様でもなんでもないコネクタが見えます。
雨で濡れる部分に、コネクタ？
しかも防水処置無し。
ショートしたら？？というか、ショートするでしょう。
あとは運の問題。
どうも、雨の日にはしることはもちろん、水で洗車することすら想定できてないようです。
結果、故障が出まくります。
普通に乗ったら、メンテ費用は、年間100万では足りないと思います。
ミッション（AT）のアッセンブリが100万以上するはずです。
それも、必ず壊れると有名なのです。
この件は、有名なので、ディーラーで言われると思いますよ。

ハネ馬は、まともすぎるほどの設計なのに、なんでマセは？といつも思います。
乗り方云々で工夫できる範疇を超えています。
個人的に、国産旧型スポーツ、現行スポーツ車、ロータス、キャブのハネ馬など、
いろいろ乗っていますが、個性の差こそあれ、ハチャメチャな設計の車は、意外とありません。
マセは、まさにハチャメチャですんで、まあ、そういう意味ではイマドキ希少かも！？です。