マセラティ クーペ 「Ferrari製の心臓なのに味付けが違う...」のユーザーレビュー

Ferrari製の心臓なのに味付けが違う...

2005.1.13

総評

Ferrari製の心臓なのに味付けが違う！と思います。音もあちらほど官能
的な高音ではないし、結構ずっしりと低音です。但し、鋭さ・強烈な加速
はやはりFerrari Engineなのだなあ、と感じます。日頃Alfaも乗っている
せいか、マセのハンドルやペダル類は結構重い感じがして、その点では意外
とポルシェ的に感じる時も。乗り心地は素晴らしいというほどではなく、
ジャガーXKの方が遥かに優しいです。Ferrariのデザインが昔より芸術性が
薄れて良くも悪くも科学的になってしまった現在、古典的な美しさにFerrari
心臓が乗ったマセ・クーペは魅力大ですが、意外と（案の定？）Ferrari
とは違ってます。1200万円でFerrariを買おう的な発想で購入すると、少々
肩透かしを食らいます。でも、かつてのイタリアン貴族的高級クーペの血を
正統に受け継いでいるのは、むしろこのマセラティクーペではなかろうか。
欠点や期待外れも幾つかあれど、それを許容し、むしろそれを個性と捉えら
れるような洒落た生き方をする真の紳士淑女に相応しい粋な存在です。
この車を乗りこなすには人間としても修行が必要ですね。

満足している点

ジウジアーロの素晴らしいエクステリアデザイン。
惚れ惚れするほど美しい内装。（但しドア以外）
鋭いエンジン。踏み込むと、「シロートは火傷するよ」という
声が聞こえてきそう。興奮します。

不満な点

意外と安っぽい、ドアの内張り。
フロアパネルがドシンバタンする時がある。
Ferrariほど官能的ではないエンジン音。でも、マセラティとはそもそも
こういうエンジン音なのかも？？？そう考えると、Ferrari一色になって
いない事はむしろプラスですね。
シーケンシャルMTのシフトUPの反応は今一歩。日頃足に使っているAlfaの
シーケンシャルの方がむしろスムースに感じます。但し､これは排気量が
マセの方が大きいからかもしれません。ミッションへの負担も大きいです
から。
手に触れる所がいくつか意外と安っぽいかな？？まあ、仕方ないかな。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験