レクサス LX 「レクサスLX570の感想 by レンジローバー乗り」のユーザーレビュー

レクサスLX570の感想 by レンジローバー乗り

2017.5.19

総評

今回はレクサスさんのご厚意でLX570で東北を回りました。2週間で2,000km以上走った感想です。
全般にタウンユースでは非常に快適で自分が成功者になったかのような錯覚を覚えることができます。その範囲では加速・走行性能も十分で乗用車的です。

出来栄えの非常に良いシートと静粛性、オーナーズデスクの利便性と安心感はレクサスならでは。走りを極めれば競争力の高い車になると思いました。

満足している点

出来栄えの非常に良いシートと静粛性、オーナーズデスクの利便性と安心感はレクサスならではです。

［デザイン］
エクステリア・デザインは好みの問題ですが、私は高級車らしい品格をもっと感じれると良いなと思います。サンルーフが小さいので、オプションでパノラミックルーフが欲しいです。
インテリアは高級感があり、かつ機能的です。特に大きなディスプレイは視認性が良く便利。高級ではなく高級感であるところが、良くも悪しくもレンジローバーと違うと思いました。
また、シートが非常に良く、長時間運転・乗車しても体に疲れや痛みを感じません。レクサス共通の丁寧な窓の開閉も良いと思いました。

［快適性］
乗り心地は素晴らしく、ソフトでかなり長距離の乗車でも疲れません。
静粛性は中速域以下で非常に静かです。街乗りでは最上の乗り心地。一転して地方への道中、高速域では何もかもが忙しく騒がしい。これはエンジンやマフラーの音質とサスやフレームからの振動の問題で、インテリアとしての静粛性は高いレベルにあります。

［室内装飾品］
オーナーズデスクは非常に便利、かつ有事のときの安心感があります。電話すると女性がネット検索やナビの設定などをリモートからやってくれます。事故時は向こうから連絡してきて、ドライバーの応答が無いと緊急車両の手配もやってくれるとのことです。卓越した安心感です。
エアコンも素晴らしく、全て自動的に管理してくれるコンシェルジュ機能が良かったです。シートエアコンも良い。
オーディオは貧弱で、小音量では綺麗に鳴りますが、少しの大音量で音が割れてしまう。特にツイーターとウーハーのキャパシティが低いように感じました。レンジローバー搭載のメリディアンは傑出しています。

［安全装備］
日本車ということで安心感があり、高いレベルの品質を目指しているからこその、普段の品質への安心感、余裕を感じるのだと思いました。
360度カメラで車両を空から見たようなシミュレーション画面を表示してくれるのですが、駐車やギリギリの道を通るヤバい場面でも効果を発揮しました。

不満な点

［走行性能］
悪路走破性は良いですが、高速安定性や基本的な走行性能には不満がありました。
エンジンは重量に対する馬力不足なのか、発進加速も高速域の伸びも不足を感じました。ダイレクト感にも欠け、高回転では音質も良く無いので運転する楽しみを感じられません。
燃費は悪すぎ、スタンド事情により旅程に影響するくらいでした（6−7km/L）。レンジローバーV8 5Lですらいまどきは8−11km/Lくらいですので。
ブレーキは良く効くのですが、感触がフカっとしており、ダイレクト感に欠け、心配になる感じ。実際には効きます。
サスペンションはフワフワすぎてシマリがない。車体がカーブで左右に振られ、アウト側が深く沈んでしまうため踏ん張れない。段差や轍で気持ちの悪い車体のよじれを感じます。なんとなく設計が古い印象を持ちました。アクセルもハンドルもとても重いです。走りに関してはレンジをベンチマークすべきでしょう。
そうはいっても、タウンユースでは静粛性、動力性能ともに不満なく、非常に快適です。これが郊外や高速に行くと一変してパフォーマンス不足になる。実際に出すかどうかは別として、例えば180km/hを快適に巡行できるパフォーマンスがあれば、日本のほとんどの道路事情で余裕を持って静かで安定した走りができるのではないかなと思いました。

［価格］
ランクル500−600万に対してLXが1,150万。最初はなんてボッタクるんだろうと思いました。しかし、ランドローバーから発表された最新車種（ヴェラール）で同様の価格シミュレーションをしたところ、ベース車両699万に対して、オプションをてんこ盛りにすると1,500万以上に。LXはいわば標準でてんこ盛り状態なので、適正価格なのかもです。。。質素に乗りたい人はランクルが良いかも。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験