レクサス LS 「今の日本的高級車」のユーザーレビュー

今の日本的高級車

2022.5.5

総評

国産車のなかでもかなり高額な車なので出来は抜群にいいです。ドイツ車に乗り慣れた人からしたら薄味に感じるかもしれないが。
前LSのほうが静粛性に拘っていたと思う。スポーティさの追求のせいか音の侵入はある。

前LSの5リッターHVや4.6リッターのような無味無臭で澄んだエンジンと比べると、明らかにスポーティな演出で御三家に対抗しようとしているのか。
V8からV6ツインターボへ変わり8気筒ブランドの消失を惜しむ声が聞こえるが、実際に乗ってみると全く気にならない。
前LSオーナーからしたら大きく変わったようにかんじるでしょう。

作り込みは日本人らしく丁寧。トヨタの先鋭たちが頑張ってくれました。
また、オモテナシの気持ちを表すが如くマッサージ機能の出来が引くほどいい。指圧されているみたいでSクラスやCLクラスのマッサージ機能がオモチャに感じるぐらいでした。

満足している点

V8じゃなくても事足りること、取り回し、見切りの良さ、スタイリング○
ハリアーより全然大きいが、普段使いはLSのほうが気を使う場面が少ない。それぐらい取り回し見晴らしがいい。
国産車という故障の恐怖感を払拭してくれる圧倒的品質。

不満な点

後部座席の広さはSクラスロングのほうがボリュームがあった。だが平均的な体格の日本人なら気にならないと思う。
静粛性は前LSのほうが間違いなくよかった。
サウドジェネレーターによる加音は正直いらない。

デザイン

5

クーペ に近いフォルムがセダンのじじ臭さを払拭しています。
切り込んだ様なヘッドライト、スピンドルグリルが確かな存在感を放ちます。
インテリアもモダンで洗練されていますが、絶対的な派手さ華やかさは他国の高級車のほうが上です。逆にそれを望まない人なら○

走行性能

5

3.5ツインターボは正直スポーティな印象を強く受けた。サウンドジェネレーターのせいかもしれないが。
もちろん力感は十分で不足な場面はない。

乗り心地

4

乗り心地はランフラットでなければ抜群にいい。どうもタイヤの硬さが出てしまう。それを気にしなければ快適です。
静粛性はLS600とか460のほうがいい。

積載性

3

このサイズの平均的な積載能力です。

燃費

2

街乗りリッター6キロ、高速12キロ。
世間一般から見れば良くはない。

価格

2

故障経験