レクサス LSハイブリッド 「トヨタのフラッグシップモデル」のユーザーレビュー

トヨタのフラッグシップモデル

2022.2.3

総評

スポーツカーばかり乗り継いでいて初めて乗ったセダンがSAIでした。
小さな高級車がコンセプトであり、静かで乗り心地もよく
剛性も高くてよい車でした。

今回、LS500Hを購入してみて、同じトヨタのハイブリッドでありますが
全くの別物です。（車格が違うので当たり前ですが）

内装、外装、運転全てが異次元。助手席の感想も同じく。
静寂性、運動性能は比較にならないほどで、ただただ驚くばかりです。

細かな設定ができるのがいいですね。
・運転席、助手席でエアコン、ヒーターシートの効き具合のレベル調整。
・乗車時の車高の自動調整
・オープニングの曲変更
・センサーの感度の微調整(オートライト、セフティ等)
・パワー、足回りの基本設定変更
・パワーシート22way調整
・ドアロックのタイミング調整
色々ありすぎて疲れます…

満足している点

今までのLSとは違ったスポーティなスタイル、先進技術など含め素晴らしいと思います。

先代のLS600hと同等の加速力を持ちながら、燃費は良くなり、排気量も下がったので維持費が安くなっています。
パワー、経済性、快適性、安全性、静粛性を兼ね備えた車だと思います。

【参考カタログ値】
・LS600h…5000cc、燃費 11.0km
・LS500h…3500cc、燃費 14.4～16.4km

不満な点

サイズが大きすぎるので、普通の駐車場だと頭が出ます。
特に長すぎるので、気を使います。（駐車場の事故など）
先代のように、全長をもう少しコンパクトにしたグレードも出してほしいです。

最近、トヨタ　ハイラックスをよく見るかと思いますが、横幅はハイラックスより45mm大きく、長さが100mm短いと考えていただければ…

デザイン

5

デザインは好みがありますが、私は前期の方が好きです。
特にヘッドライトの3本ラインがデイライトとして非常にカッコいいです。
夜、ロックを解除した時も3本ラインが点灯します。

当初、苦手だったスピンドルグリルも最近はデザインとしての統一感が出てきており、
押しが強く、非常にカッコいいです。
ワイドローで存在感があります。

内装も豪華で夜も綺麗です。

走行性能

4

スポーツカーほど自由に操るという感覚はなく、どちらかと言うとスマートに速い車です。
FDのように軽量+ハイパワーターボ車のような、ワープするような加速ではありません。

それでも、車重2300kgを軽々と、一切のもたつきもなく加速する様は圧巻です。
こういうセダンはスピード感が全くないので、技量が
必要なのかもしれません。

四輪操舵なので小回りがよくきき、よく曲がりますがやはり重さを感じるのでタイヤへの負担はハイグリップではないと厳しいです。

維持費、パワー、静粛性のバランス考えると2WDのLS500hが人気なのもうなずけます。

乗り心地

4

SAIなどは比較対象ではないと思いますが、21インチ+エアサスでSAIより格段に乗り心地はいいです。

Sクラスなどと比べると硬めと言われていますが、フワフワする車は
あまり好きではないのでこれで十分です。
助手席の感想ではリビングにいるような雰囲気ということです。

積載性

3

トランク、後部座席も十分広いですが、セダンなのでそれなりです。

燃費

3

スピードレンジは高めで現在、10～12くらいです。
ECO走りでどれだけ伸びるか挑戦してみます。

価格

3

後期モデルの数がまだ少なく、前期は人気があるようなので走行少め、HV、2WD、白黒色だと
高めですが、色と4WD、ターボであれば価格も徐々に下がってきていますね。

高級セダンはリセールが低いので、あと数年もすればかなりリーズナブルな価格になりそうです。

今はパーツも少ないので、お金を貯めて、もう少し数が出回ってから購入された方がいいかもです。

故障経験