レクサス LC 「凛とした存在感のある至高のクーペ」のユーザーレビュー

DrSnoopy DrSnoopyさん

レクサス LC

グレード:500“ストラクチュラルブルー”(AT_5.0) 2018年式

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
5
乗り心地
4
燃費
3
デザイン
4
積載性
1
価格
4

凛とした存在感のある至高のクーペ

2024.8.6

総評
 5年2万キロでの購入なので新車としての評価ではありません。わたし自身は若くもなくやっと自分の車が買えるなという年齢でそれを踏まえての評価です。中古購入ですが、デザイン、性能共に満足しています。良く言えば、高性能と快適性の両方の良いとこどりで悪くいえば中途半端ですが、私が感じるのは前者でスポーツ性と快適性を共にギリギリまで残して融合させた車と思ってます。逆に言えば例えLCを気に入ってもスポーツ性、快適性のどちらかに寄せたい人には難しい車となりそうです。そう遠くない将来に新しいLCが出るでしょうがNAが無くなっても時代に併せてLF-LCのコンセプトを引き継いでいって欲しいです。
満足している点
エレガントな雰囲気を持つ美しいデザイン。
パワフルな大排気量高回転V8とその音。
ストラクチュラルブルー唯一無二の引き込まれる様な青。
 LCはスーパーリッチな車では無いので強烈な主張はしないですが確固たる存在感があります。
不満な点
 車自体の不満では無いですが、車好きの先輩にハイクラスの2ドアを買ったと伝えて、何の車か当ててもらおうとしたが最後までLCが出なかったこと。その先輩は360モデナ。もう少し知名度があって良いのでは…なんとなく寂しい気がします。
デザイン

4

エクステリア デザインに関しては賛否がハッキリ別れる車ですが、私は本当に美しい車だなと思っています。表現としてはスマートというよりはグラマラスな感じです。かといってボテっとしたイメージは無く、柔らかさのあるボディラインでスタイリッシュな外観に見せています。特徴的なのは、スピンドリルグリル、涙目、ブレード、リアランプといったいずれもアンバランスと言える個性的なパーツを上手く組み込んでおり、スポーツクーペとしてはどちらかというと柔らかいスタイルに、不安定な感じのアクセントを与えています。この不安定さが絶妙で、最初に見た時はなんか変と感じたのですが、購入を検討しているうちに見慣れてくると違和感が無くなっていき、バランスの取れたデザインに見えるようになったから不思議です。FやLの様に強烈なインパクトを与えたりはせず、色々な場面で美しく際立たせるスタイリングです。15年かけて開発されたストラクチュラルブルーは奇跡の青の名前にふさわしく鮮やかでもあり、深みもあるとても素晴らしい色です。見る角度、光の当たり方、光源の種類によって濃淡が微妙に変化してシルエットを際立たせます。一枚の写真で3種のコントラストのハッキリした鮮やかな青が見えたりします。ただ残念ながら知る人ぞ知る青なのでヒートブルーなど他の綺麗な青と何が違うのかを説明してもみなピンときません。自己満足感も否めませんがそれでもイイと思ってしまいます。

インテリア エクステリアの曲面と比べるとコンソールなど横方向のデザインが直線的です。もう少し丸みが欲しいです。加えて、フロントピラー、特に助手席側が外観と全く違って立っている(傾斜が急)ように見え、やや古臭く感じますが特に気になるほどではありません。内装のデザイン自体が10年近く前なのでインパネや操作性などにドイツ車の様な先進性、斬新さは感じられません。不満というわけではありませんが、次世代LCが発表されたなら見劣り感を覚えるだろうなと思います。デザインの新旧とは別に質感は良いです。セミアニリンスポーツシートとアルカンターラの組み合わせもラグジュアリー感を醸し出しています。LCはスポーツとラグジュアリーの二つの顔を持っているのでボディーカラーと内装の組み合わせでどちらに寄るのかがはっきり変わります。スポーティー、ゴージャス、トラッド、クール、同じ車ですが個性がハッキリ現れますので、中古車での購入の際はボディ色だけに捉われず、内装との組み合わせも大事になると思います。
走行性能

5

 5000cc V8 NAエンジン、10速AT、BW2t これでスポーツクーペを思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか。ラグジュアリーセダンかド派手なピックアップトラックが思いつきそうです。クーペとしては特徴的と言えます。2t近い車両重量は重すぎではありますが、パワー、トルクが大きいため、重さによるもたつきのストレスは全く感じません。小気味よくシフトアップする10速ATが、高回転型NAエンジンの低中回転パワー不足感を上手く帳消しにしてるようです。コーナリングは思ったよりキビキビと反応してくれて重さは感じません。ロール感も無くアンダーとかオーバーとかは感じませんが、そこまで攻めて走るわけないのでよく回ってくれるという印象です。ハンドリングも緩かったり軽かったりせず、LCという車格に合った硬さというイメージですが、スポーツ寄りを求める場合はコーナリングもハンドリングも物足りなさを感じるかもしれません。ブレーキングはしっかり止まってくれる感じはしていますが、本気で踏み込んだことは無くて評価できないので特に不満はありません。鳴きが多いと聞きますが今のところ、気になった事はありません。
乗り心地

4

 21インチホイールに扁平RFTなので硬さはありますが、乗り心地が悪いとは思いません。路面の凹凸を無理に軽減せずに状況をしっかり伝えてくれてるので足下に対する安心感の方が大きいです。ただ、重さの割にバネ下がチャカチャカする様な感じがあり、助手席では不快に感じるかもしれませんので、高級感がある割には乗りごごち悪いと思われるかもしれません。同乗者を意識する時は路面の状況を予測して速度を調節しています。「R35の助手席だったらもっと硬くてもいいけど、LCは雰囲気からもっと快適かと思ってた」とか評価されてそんな車じゃ無いからって反論したくもなりましたが、デートカーとも言われてるので仕方がないかと思ってます。コンフォートモードがありますが、本当に快適かというとそうは感じませんので、快適性に期待するとがっかりするかもです。総合的に自分で運転するには丁度いい硬さと快適さで満足しています。
積載性

1

 用途としてたくさんの荷物を積むわけでは無いので不満は無いですが、客観的に見て、後部座席とトランクを併用しても星2つですね。
燃費

3

 高速で10〜12ありますので十分です。街乗りはさすがに悪いですがあまり乗らないので気にはならないです。ただ、山道でエンプティーランプが付いたことがあり、その後の後続可能距離の減り方がとても速く感じられて焦った事があります。
価格

4

 デザイン、性能から見ると新車価格が高いとは思いません。必然的に中古価格も安く感じられます。RCF等もありますが、最後の大排気量NAに価値を見出す人には魅力的ではないでしょうか。
故障経験
 故障はありませんが最近、傷つけられた事があります。とても目立つ白い切り傷でしたが、幸いなことにクリア層の再塗装のみで治りました。ストラクチュラルブルーの塗料VIAVI社の8Y0が異常に高いと話題になっていましたが、修理時に聞いた値段はさらに高くなっていて驚きです

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