レクサス LBX 「あくまでLexusであり弄らず乗るなら割安、走りの為に弄るならGRカローラを」のユーザーレビュー

田菜 田菜さん

レクサス LBX

グレード:-

乗車形式:試乗

評価

5

走行性能
3
乗り心地
4
燃費
-
デザイン
4
積載性
5
価格
3

あくまでLexusであり弄らず乗るなら割安、走りの為に弄るならGRカローラを

2024.10.24

総評
愛車のGRヤリスと、サーキットで貸して頂いたGRカローラとの比較です。

エンジン音以外、Lexusであることを崩していない車です。
例えばブレーキのセッティングは最初期を除いた初期~中期まで制動力よりコントロール重視で、
スポーツ走行ではなく街乗りで静かに滑らかに走るためのものです。前後バランスも異なります。
三気筒の振動の抑え方など感動的で、元からG16Eに慣れてるから感じ取れる、くらいに躾けてあります。
足回りも洗練されていて、柔らかいサスとプレミアムコンフォートタイヤに思える包容力ながら、急激なステア操作にも素直に向きを変えます。
Lexus他車にも共通する、揺り返しの少なさも受け継いでます。ここが出来てない自称高級感メーカーは国内外含め多いですから。
こういった面を、それこそ求めていたモノだと感じたら、GRカローラ比でも、海外プレミアムコンパクト比でも、割安で満足感高い車だと思います。


一方、MORIZO氏がパフォーマンスで見せてるような運転をしたい方は、まずシート替えるでしょうし
ブレーキの全般的なチューニングしてホイールもタイヤも替えたくなるはずです。
そこのトライ&エラーは金額もですが時間と手間がとても掛かります。LBXの良さを残そうとしたら特に難易度高いです。
そういう方は、例え見た目が気に入らずともGRカローラやGRヤリス買って、必要なら外見チューンをしていった方が遙かに楽でしょう。

外見違いのGRカローラ、ではないです。LexusのハッチバックにG16Eを積んだらこうするよね、という車種であり
人によっては☆5でも足りないくらい、人によっては求めてるのと違う…と両極端になるのが自然な車。
満足している点
○愛車のGRヤリスとの差は、なんといっても見た目でしょう。
カッコいいのに控え目で、ホイールや各部に高級感あるのに威張ってない。
乗り込むと常にサイドミラーから主張してくる巨大なリアフェンダーや上質なステアフィールで、隠してただけなんだなとニヤリ。

○運転しやすいです。
着座位置は低くはないのですが見切りとの両立がなされてる絶妙な高さ。
ハンドルセンターやペダル位置も適性で、最初から馴染んだ愛車のように運転できました。
センタートンネルが高い、ナビ画面が少しだけ遠い以外は、欲しいところに欲しいものがある。
ステアリングスイッチもタッチ操作含め使いやすく、ナビのダメさとは大違い。

○積極的に聞かせてくるエンジンの音が特別な車感を出しています。
ブローオフバルブのプシュー音さえ純正GRヤリス以上、イベンチュリの半分くらいの音量あります。

○剛性と足は、上質な動的質感としてはこれ以上のものを探すのが難しい域です。
その分、高負荷は生粋のスポーツカーより苦手なはずですが、この車の一番の長所だと感じています。
不満な点
中回転~上の吹け上がりは素晴らしく、ターボらしからぬ官能が、盛り上がる馬力と共に心揺さぶります。ただ、
・アクセルに対するツキがGRヤリスより悪く、特に3500以下の低回転で欲しい気持ちとのズレが出やすいです。
・ATだと更にそこへ変速の間があり(自分で操作してないから感じられて)気になります。
それはsportにしても残り、そのため気持ちいい高回転でばかり運転してしまい、そこなら並の高級車よりパワフルなのですが、
・比較対象をGRカローラにしてしまうと、同じ心臓&近い車重なのにパワーが足りなく感じます。

・ナビのレスポンスが悪いです。
タッチへの反応、殆どの人がGRヤリスの1.5倍の時間がかかるだけでイライラすると思いますが、驚きの3倍かかります。アップデート必須。

・内装上部のプラスチックが、乗り出し700万としては質感気になります

・後席は表皮のしっとり質感こそ高いのですが、狭くてリクライニングせず。
そのためヤリスクロス同様に後ろ乗る人に優しくない。
特に運転席の後ろはドラポジセットしたら膝前空間が指1~2本、エンジン切ると更に下がるので、メーカーとしても基本想定乗員は2名迄っぽい。
デザイン

4

サイドと繋がりのあるフェイスデザイン、非常に美しいのに貧弱ではないホイールデザイン、
フェンダーを際立たせる上下のモールディングなど大変好み。赤か黄を強制されるキャリパー以外は文句なしです
走行性能

3

高回転まで回さないとパワーが足りませんが、剛性と共に足がいいので、元気よく走らせるには十分。
ただGRヤリスらと違い、興奮や高揚感をサーキット以外で得るのは難しい。
乗り心地

4

すごい。さすがLexus。剛性をスポーツ性能ではなく懐の深さに転化してます。
助手席の同乗者から文句出ることはあり得ないでしょう。だからこそ後席に力入れずただあるだけなのが勿体ない。
積載性

5

GRカローラより圧倒的に上。
開口部も広くスクエア、そこから段差2mmとほぼ無いままラゲッジは必要十分あり、
後席倒せばGRヤリスほど完全フラットではないものの十分水平で広い荷室に。
なので家族4-5人で使う車は別にあって、基本1-2名で使う方々向けの設計に感じます。
燃費

-

価格

3

LBXからプラットフォームまで変えて、ラグジュアリーさはそのままに足はより良く、
エンジンはトヨタ渾身のスポーツ心臓。見た目もクールで、使えないシチュエーションが存在しない全面性。
これは十分割安と言えるでしょう。

一方で同じ5ドアとエンジンのGRカローラと価格比較はどうか。
装備や塗装やサービス、使い勝手、静的質感などこちらが圧倒的に思えます。が、私は掛けてある場所が違うだけだと感じます。
GRカローラはサーキットまで含めてスポーツ走行が可能なこと、その高負荷での性能維持にもカネを掛けてあります。
目的が違う車で、上位互換でも下位互換でも決して無い。
だから走りたい人がGR買わずにこっち買って、自分の走る環境に合わせて行こうとしたら、全体ではとても高くつく事になると思います。
故障経験

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