欧州車式のハブボルト固定のほうが締結力が上がるって本当ですか？

Question

以下、ある記事からの引用
「一般的に国産車は、ナットを締めてホイールをハブに固定する。
しかし最新のISはレクサスとしてはじめてボルトで固定する方式（欧州車に採用例が多い）とした。
なぜならそのほうがホイールとハブの締結力を上げることができ（ホイールナットでそれをやるとボルトが伸びる）、密着度が高まることでハンドリングが向上するからだ。」

どちらのタイプでも、締め付ければボルトは伸びる（弾性変形する）と思いますが？
どう見ても都市伝説だと思うんですが、工学（力学）的に詳しい方、お願いします。

補足

こういうのも見つけました↓ 「こうした事実をもって「アウトバーンなどの高速性能を重視したドイツ車が採用しているボルト式こそ、高性能でエラい」と信じるマニア筋も多い。とはいえ、それが実際の乗り味において、どれほどの実効果があるかについては意見は分かれるところだ。「思考するドライバー」としてwebCGでもおなじみのプロレーシングドライバーの山野哲也氏は、ナット式とボルト式でクルマの動きの差を感じたことは「ない」と断言する。山野氏はさらに「ホイールの締結方式で差が出るのは、ひとつがボルトの“強度と本数”、もうひとつがボルト（もしくはナット）とホイール、ハブ面という3点の“面積と剛性”だと思っています。単純にボルト式が高性能なのであればレーシングカーでも使われるはずですが、レーシングカーの大半はホイールを1個の大きなナットで締結しています」と続けた。」

Answer 1

cor********さんへ

>欧州車式のハブボルト固定のほうが
>締結力が上がるって本当ですか？
う〜〜ん。私も論拠を知りたいですねぇ。。。(苦笑)

>締め付ければボルトは伸びる（弾性変形する）と思いますが？
ですね。(^^) 極論すれば、そのばねで締め付けているとも言える。

軸力でホイールとハブを密着させる。
ボルトとナットの差、であれば、ねじの嵌合長が長い方が良い、と言えるかもしれない。
ならロングナット、嵌合長が長いナットを選べば良い。
何故

>密着度が高まる
と言い切れるのか。
不思議ですネ(^^;)

因みに、スタッドやボルトの剪断力で力を伝えている訳ではありません。接触部の平面同士の摩擦力で、大半の力が伝えられている。まさか、そこがパカパカ浮いている訳でもありますまい。d(^^;)

これに限りませんが、自動車界は玉石混交だと思います。清水和夫氏の様に、あれだけの腕前と見識を持ちながらも、ディーゼルへの無用な礼賛で味噌を付けちゃってたりしますし。。。

質問者からのお礼コメント

私も色々調べましたが、摩擦接合においては、締結力＝軸力＝ボルト引張力＝材間圧縮力＝摩擦力で、スタッドボルトだろうがねじ込みボルトだろうが、ボルト有効長や材の有効断面、軸力即ち締め付けトルクが同じならば、締結力に変わりはないようです。
問題は、単にライターの思い込みではなく、どうもトヨタ自身が広報資料で流したものがベースになっている？点です。
アルミテープチューン以降、トヨタはおかしな見解が多い。

Answer 2

ボルトもスタッドボルトも伸びてるのでバネ効果同じです。

ボルト・ナットの当たり面の形状で、テーパーや球面、平の方が差が大きいと思う。

Answer 3

私も都市伝説だと思います。

ただ、スタッドボルトの場合、ホイールの取り付け、取り外しの際、ホイールがボルトに擦って多少なりともネジ山を痛めると思います。
ローテーションを含め、何回も取り付け取り外しは行いますので、そういう意味ではボルトで締結した方が良いのではないでしょうか。

Answer 4

ホイールとハブの圧着面が同一なら同じだと思います。
鉄チンホイールだと圧着面が少ないためタワミが多少はあると思います。

Answer 5

ボルトが長く、伸びがあると弾性（バネ）の
作用が強くなり締付力は安定します。

ボルトを短かく使うと締付時にガツンと効いて、
安定した締付力が得にくく、振動で僅かに回る
だけで緩んで外れる。
なので伸びる軸部は呼び径の2倍位が好ましく
そのために左端のようにスペーサを入れる改善
もあります。

中の伸びボルトはエンジンボルトがそれ。
http://www.comoda.co.jp/works/456/

現行のナットがどれだけダメなのかはさておき、
ボルトにすると改善されることは確かです。