ランドローバー レンジローバー 「2005年、BMW最終型がベスト。 ク...」のユーザーレビュー

2005年、BMW最終型がベスト。 ク...

2009.4.12

総評

2005年、BMW最終型がベスト。
クラシックおよび2ndは別として、3rd前期後期の中でベストはどれかと、徹底的に乗り比べた。結果、2005年BMWの最終型がベストである。

レンジの味を知らないレンジ初心者には、一般ウケを狙った2009年のモデルも気にならないだろうが、一度、2005年モデルに乗ってみると、はるかに味があり、癒される感覚に驚くだろう。

かつてポルシェを乗り継いでいたことがあった。89年からモデルチェンジのたびに、乗り換えた。「最新のポルシェが最良のポルシェ」その言葉にウソはなかった。空冷エンジンの最終型までは。
水冷以降のポルシェに買い替えて、3か月で手放し、ポルシェをやめた。これはもはやあのポルシェではないと。

レンジローバーは、スペックを追求する車であってほしくない。そう願うのは私だけではないはずだ。クラシックを乗っていた人にもこれなら最新型に乗ってもいいと思わせるものを作ってほしい。残念ながら、2005年モデル以降、反応させてくれるものはない。

2010年モデルには、毒キノコは外されたと聞く。
レンジローバーオーナーはベンツオーナーとは違う。ブランドを買っているのではない。感性を買っているのだ。

2010年には4thのデザインが発表になるはずだ。
くれぐれもCd値を意識しすぎたモデルにならないことを、アメリカ市場を意識した形にならないことを、祈るばかりである。

満足している点

○エクステリア
・2006年モデル（3rdの後期）よりレベルが高い。レンジローバーのアイデンティティを強く残している。3rd後期は、無理やりマイナーチェンジをした印象。毒キノコは問題外だが、フロントフードについても、シンプルさに欠ける。左右の伸びやかさがなくなったデザインワークには、感性が感じられない。
・ウインカー・ブレーキランプについても後期型は味がない。
・アメリカ用モデルを日本を入れているため。前後のサイドの赤い反射板がイメージを台無しにしている。
○インテリア
・HSEのプラスティックの質感が良い。船らしさという点ではVOGUEのレザーよりはるかに船らしい。
・船らしさについても、後期よりも前期モデルが上。武骨さとエレガントさの両立ができている。後期は、万人受けを狙ったためか、個性が足りない。後期のSCのピアノ調ウッドは、船らしさがゼロ。
・AVとナビは、2004年モデルに比べはるかによくなった。
○シート
・シート形状と皮革についても、前期モデルの方がよいとは誰もが言うところ。個人的には、前期のVogueではなく、前期のHSEのシートがベスト。硬く傷がつきにい、他に見当たらない質感の皮革である。
○エンジン
・ジャガーものもよりもBMWの方がリニアで、迫力があり、玄人には評判が高い。
・SCをレンジローバーが搭載する意味はほとんどない。BMWからジャガーに積み替えて、出力アップを無理やりアピールしたと思われる。SCは一般道ではほとんど意味がない。足の裏で感じるレンジ本来の味を感じる機会がほとんどない。

不満な点

・サングラスホルダーが小さく、ほとんどのサングラスは入らない。
・シガレットポットは不要。抜いた後も大き過ぎる。
・グローブボックスの容量が小さい。車検証とマニュアルだけでいっぱい。
・センターコンソールのボックスも小さい。
・スピードなど、スクリーンにデジタルでも表示されてほしいデータが表示されない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験