ランドローバー レンジローバーイヴォーク PHEV のみんなの質問

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シンメトリカルAWDはスバルだけが採用しているものなんでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

それは解釈によって答えが変わってしまいます。

Symmetrical AWD の意味をそのまま分解すると・・・
→ Symmetrical=左右対称の
→ AWD=全輪駆動
・・・となります。

■ Symmetrical=左右対称について

まず、エンジンが「左右対称」ということでは、V型エンジンまたは水平対向エンジンを縦置に搭載したクルマはエンジンが前でも中央でも後でも基本は左右対称です(補器類を除く/以下同様)。一方、直列4気筒や直列6気筒は左右対称でないことが多いです。また、現在主流のFF車の多くはエンジン横置が基本です。しかし、アウディ(A4以上)とスバル(オリジナル車種)に関しては、FFメーカーなのですがエンジン縦置です。この2社はオンロードの四輪駆動で他社よりも大きなアドバンテージがありますが、それはこの「エンジン縦置のFFメーカー」だからです。エンジン縦置ですから、リアまでそのままプロペラシャフトを伸ばすことで、シンプルに本格的な四輪駆動がつくれてしまいます。ならば、エンジン縦置きのFRを4WD化しても同じでは?と考えられがちですが、リアドライブ用に設計されたドライブトレインに前輪駆動を増設することは、スバルやアウディの構造ほどシンプルにはいきません。エンジン横置FF車にリアドライブを増設するのも同様で、それゆえリアドライブの簡素な「スタンバイ式4WD」が中心になります(後述)。

左右対称の四駆ということでは、V型または水平対向エンジンの四駆がそれ当たると書きましたが、国産では、スバル(オリジナル車種)は当然のこと、レクサスLS、クラウン、マークX、ランクル、R35GT-R、FUGA、スカイライン(V6)、パジェロ等の四駆車両が代表例です。輸入車の四駆モデルでは、AUDI(A4/V6以上)、メルセデス(Cクラス/V6以上)、BMW(X1、1&2シリーズを除くV6以上)、ポルシェ四駆車、ジャガーFペース(V6以上)、同Fタイプ四駆車、レンジローバー(除イヴォーク)、ランドローバー(除ディスカバリースポーツ)、ベントレーコンチネンタルGT、同フライングスパー、フェラーリFF、ランボルギーニ四駆車、ブガッティ・ヴェイロン等が代表例となります。

■ AWD=全輪駆動について

AWDと4WDは微妙に異なります。AWD(All Wheel Drive)という呼び方が普及したのは1980年代以降です。それ以前よりAWDという言葉はありましたが、多く使われ始めたのは、AUDIクワトロが市販されて、オンロード型フルタイム4WDが普及しはじめてからです。AWD=全輪駆動を名乗る以上は、常時四輪に駆動力が伝わる構造という意識があったようで、本式のフルタイム4WDであることを主張する意味もあって、本式のフルタイム4WD車を中心に「AWD」という言葉を使うようになりました。

なので、2WDから4WDに手動で切り替える旧来の「パートタイム式4WD」に関しては「AWD」とは呼びません。同じく、通常はほぼFFで走行し、滑った時のみ4WDになる「スタンバイ式4WD」について「AWD」というのは違和感のある表現だったりします。

スバルは、水平対向エンジン+フルタイム4WDのシステムを「シンメトリカルAWD」と呼んでいるのも、低重心左右対称の縦置きエンジンのフルタイム4WDということで、他社との差別化のためにあえてそのような言葉を使っているようです。

しかし、最近は日本車でも、ジェイテクト製の電子制御カップリングを各種センサーでコントロールして、低ミュー路では本式のフルタイム4WDと遜色ないほどの性能を誇るものも出てきました。マツダの「i-Active AWD」やトヨタの「ダイナミック コントロールAWD」等がそれにあたります。例えば、同じトヨタでも「アクティブ コントロール4WD」というものがありますが、こちらはより簡素なスタンバイ式4WDであるために「AWD」という言葉を用いないようです。

しかしながら、評判のよいマツダの「i-Active AWD」でも、通常の直進走行ではほぼFFで走行しており、瞬時に後輪にトルクを発生させられるように、極微小なトルクを後輪に伝えてスタンバイしているに過ぎません。厳密にいえば「AWD」を名乗るには背伸びしすぎの名称と思います。BMWやR35GT-Rの四駆システムは、FRベースのスタンバイ式4WDですので、これもAWDと呼ぶには抵抗ありますね。トヨタやホンダのFFベースの四駆も同様です。

■ 結論

ということで、文章を直訳すると「シンメトリカルAWD」=左右対称の全輪駆動なのですが、スバルのいう「シンメトリカルAWD」というのは、もう少々意味が深く、「低重心な水平対向エンジンによる左右対称の全輪駆動」ということを示しているようです。もしも、そのスバル流に定義するならな、本当の意味でのシンメトリカルAWDは、スバルのオリジナル四駆車と、ポルシェ911系の4WD車ということになります。エンジン前置きではスバルが世界唯一ということになります。

とはいえ、個人的には「V型または水平対向エンジンを用いた全輪駆動車」ということでよいのではないかと思います。そうなると先に挙げた車種等(除R35GT-R /BMW等スタンバイ式4WD )がその対象となります。

その他の回答 (3件)

  • ポルシェ車も一部そうです。
    かつての959が左右対称4WDでした。
    ただしポルシェ社はいちいちそんな呼び方はしてないので、
    そういう呼び方はすばるだけです。

  • シンメトリカルAWDはスバルだけのものでもありません。
    ・ベースの駆動方式がFFかMRかRR
    ・エンジンが縦置き
    この二者を満たす場合だいたい左右対称に設計されます。
    日本ではエンジンが縦置きのFFがスバルにしかないので、スバル以外これを満たしません。
    AudiのR8はこの条件を満たしていて(MRでエンジン縦置き)、左右対称なAWDシステムになっています。

  • そうですが、スバルはエンジンが水平対向だからやむを得ずそうしてるだけで、他社はやむを得ずそれを採用してないだけです。

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