2022年10月
■2022年10月
ステランティスジャパンは、ジープブランドの新型となるミッドサイズSUV「コマンダー」を2022年10月24日に発表、同日より受注を開始した。
13年ぶりに日本に導入された新型「コマンダー」は、日本向けフープとしては初のターボディーゼルエンジンを搭載した7人乗りのSUVだ。エクステリアは、フラッグシップモデル「グランドチェロキー L」の系統を引き継ぐデザインを採用。ヘッドライトと一体化したフロントの7スロットグリルや台形のホイールアーチ、荒れた路面で車体との干渉を低減する十分な地上高など、ジープならではのデザインを随所に取り入れている。また、リアコンビネーションやリアバンパーのデザインは、日本未導入のプレミアムモデル「グランド ワゴニア」からインスピレーションを得たデザインとなっている。
インテリアでは、運転席に10.25インチのフルデジタルクラスター、インストゥルメントパネルの中央にApple CarPlay、Android Autoに対応した10.1インチタッチパネルモニター付オーディオナビゲーションを装備。また、対応するスマートフォンであれば置くだけで充電できる、ワイヤレス充電機能を備えている。さらに、1列目と2列目、3列目のシートはゆとりのあるスペースを確保して、それぞれのシートにリクライニング機能を標準装備した。最大で80度まで開く大開口ドアにより、乗降性にも配慮され、2列目シートはワンタッチで格納できるタンブル機能を備え、さまざまなアレンジを簡単な操作で実現。荷室容量は、5名乗車時で481リッター、7名乗車時で170リッターと公表されている。
日本のジープブランドで初採用となるディーゼルエンジンは2.0リッターDOHC直列4気筒で、最高出力170ps、最大トルク350Nmを発生。また、9速オートマチックトランスミッションや電子制御4×4システム「Jeepアクティブドライブ」を採用した。
ボディカラーは、パールホワイトトライコート、ヴェルヴェットレッド、ブリリアントブラッククリスタル、グレーマグネシオメタリックの4色を設定。ルーフ部分にはブラックペイントルーフを採用した。また、パールホワイトトライコートとヴェルヴェットレッドにはエンペラドールブラウン/ブラック内装、ブリリアントブラッククリスタルとグレーマグネシオメタリックにはブラック内装が組み合わされる。
■2023年6月
ステランティスジャパンは、ジープの7人乗りSUV「コマンダー」に初の限定車「コマンダー ロンジチュード」を設定し、2023年5月29日に発表、同年6月17に発売する。限定台数は200台。
今回の限定車は、ベースグレードである「リミテッド」と同等のエクスエリアデザインや、2.0リッター4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載しながら駆動方式をFFに変更。さらに、プレミアムファブリックのインテリアの採用等により、リーズナブルな価格を実現したモデルだ。
搭載する2.0リッターDOHC直列4気筒ディーゼルターボエンジンはカタログモデルの「リミテッド」同様、最高出力170PS、最大トルク350Nmを発生し、9速ATが組み合わせられる。
安全装備もベース車両と同様で、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、後退出庫時の車両接近を警告するリアクロスパスディテクション、高速道路上での運転負荷を軽減するハイウェイアシストシステム、車線逸脱防止や車線変更時の安全性に寄与するアクティブレーンマネジメント、歩行者・サイクリスト検知可能な衝突被害軽減ブレーキを標準装備する。
ボディカラーは、明るく爽やかな「パールホワイトトライコート」と、力強さを演出する「ブリリアントブラッククリスタル」の2色だ。
■2024年5月
ステランティスジャパンは2024年4月26日、ジープのSUV「コマンダー」をベースにした限定車「オーバーランド」を発表した。同年5月25日より200台限定で販売した。
今回の特別仕様車は人気グレード「リミテッド」をベースに、エンペラドールブラウン色のスエード素材をインテリアに取り入れたほか、同カラーのレザーシートを装備するなど、上質感を演出したモデルだ。また、オプションとして人気の高い「デュアルペインパノラミックサンルーフ」を標準装備している。
ボディカラーは「パールホワイトトライコート」および「ブリリアントブラッククリスタルP/C」の2色をラインナップしており、各色100台の提供となる。