先代 ジャガーXJの中古車が安くなってお手頃になりましたが、 いい車ですか？ あと、壊れないですか？

Answer 1

まず先代のジャガーXJはX300ではなくX350ですね。
コードネームが分からない場合のために、最近のXJシリーズのものを一応記載しておきます。

XJ40（1987-1994）
X300（1995-1997）
X308（1998-2002）
〜〜〜
ご質問のクルマ
X350（2003-2006）
X358（2007-2008、X350のマイチェン）
〜〜〜
現行XJ
X351

良いクルマかというご質問ですが、良いクルマです。
静粛性、乗り心地、操作性、どれをとってもすばらしいです。
それまでのXJが苦手としていた高速巡航も何の不安もなくこなしますし、まさに現代の高級車です。
それでいて伝統的な滑るような乗り心地、しっとりとしたステアリングフィールも健在です。
アルミボディ故の軽さで、車格を勘違いするような軽やかさもあります。


壊れるかどうかという話ですが、最初期のモデルが2003年ですから、もう8年もたっており、機械として考えれば壊れない訳がありません。
下の方がおっしゃるように、エアサスとエンジンのカムチェーンテンショナーは鬼門です。
エアサスは、サス自体が壊れる事もあれば、エアを送るコンプレッサーが壊れる事もあります。
チェーンテンショナーは対策品が出ているので、それと交換すれば問題ありません。

他は、マルチリンクサスアーム付け根がピロボールになっているのですが、そこのブーツが破れるとアームごとアッシー交換になります。エアコンのコントロールユニットがダメになる話もちらほら聞きますし、ATのコンピュータ関係のトラブルもままあるようです。
初期モデルはウォーターポンプのインペラ（水車の歯）が樹脂製で割れる事があります。

それまでのモデルと違い、何かがダメになるとすぐにアッシー交換で高くついていまいますし、初期モデルは上で述べたように煮詰めの甘い部分がある（後期では対策品が最初からおごられていたりする）ので、多少高くても後期モデルを買った方が無難です。
万が一に備え、購入費に加えて+100万くらい置いておくか、高くても保証のばっちりついている認定中古車を買った方が良いでしょう。

Answer 2

ご質問者様

私の購入経緯です。
１９８５年 XJ V12 5.3 シリーズⅢ
１９９０年 XJ-S V12 5.3 クーペ
１９８８年 XJ-S V12 5.3 コンバーティブル
１９９２年 Daimler Duble six（所有中）
１９９５年 XJ-S V12 6.0 コンバーティブル（所有中）

大のジャガー好きです。

ご質問の車種はXJ-３００シリーズでよろしいでしょうか。
仕様も走行距離もわからないのですが。
先ず共通の欠点を申し上げます。

３００シリーズの足回りは、
ジャガーが初めて開発して長く使っていたダブルウィッシュボーンをやめ、
すべてエアサスペンションに変えたとのこと。
このエアサスはヘタリやすく、
停車している段階で車体が沈み込むので、
ヘタリ具合は一目瞭然だとか。
自重の重いジャガーではほとんどが交換になってしまうようです。
分解点検ができないので、エアサスはユニット交換です。
１本５０万だそうです。
ですので４カ所で２００万円かかります。

次にエンジンの部品についてです。
アルミ車体などを採用して自重の計量を図っていますが、
エンジンの一部も強化プラスチックがつかわれています。
ベルトないしチューンのテンションプーリーだそうです。
基本的には信じられません。

欧州社はジャガーに限らずメンテナンスが大変です。
それぐらいは腹をくくって購入しないとダメですね。

僕もかなりひどい目に会ってきました・・・（笑）。

ご参考になれば幸いです。