リッター5キロは可能です
ハマーH2は、新車時からの総使用ガソリン量と平均燃費がスイッチ一つでモニターできるんですが、それによると、リッター5キロをち
2007.9.11
- 総評
- リッター5キロは可能です
ハマーH2は、新車時からの総使用ガソリン量と平均燃費がスイッチ一つでモニターできるんですが、それによると、リッター5キロをちょっと切れるくらいです。
購入から丸2年で、トータル1万キロを走りました。休日の家族でのレジャー使用がほとんどで、「エンジンをかけたら有料道路に乗る」といった使い方です。都市部の街中使用のみ、といった使い方だと、燃費はリッター2キロ台前半がやっと、という感じでしょうか。
- 満足している点
- 幅2メートル超。自走式の立体駐車場なら大体どこでも入りますが、デパートなどのゴンドラ式の駐車場には入りません。このデカささえ乗り越えることができれば、満足度は非常に高いと思います。
唯一無二のあのカタチですから、所有する満足度は段違いですね。購入時には、ポルシェのカイエンやGクラスも検討しました。値段はむしろカイエンやGの方が高いんですが、横に並ばれても、うらやましいと感じることはありません。
あの巨大な図体なのですが、オーバーハングがゼロに近いので、思いのほか小回りが利きます。また、カタチがスクエアなので、見切りは非常にいいです。
トラックを除く、あらゆる車を見下ろす視点です。トヨタ車の名前ではありませんが、まさに、陸の上を航走するクルーザーです。
装備的には、アメ車のお約束である壮絶なエアコンが魅力です。「エアーをコンディションするとは、こういうことか」と改めて実感させられます。家族でよくオートキャンプに行くのですが、荷室の広さも満足です。
- 不満な点
- 転勤で、都内の戸建ての自宅から、関西の賃貸マンションに引越し、10ヶ月になります。転勤前は車を3台所有していたのですが、スポーツカーと街乗り車を実家に置いてきました。ハマー1台でも、何とかやっていけます。1台で何とかやっていく、という意味では、ユーノスロードスターの方がつらいと思います。
ただ、あの大きさは、どうしてもネックです。ごみ収集車が入れる道ならばOKのはずですが、幅2・5メートルくらいの道で電柱があったりすると、ミラーを畳まないとおっかない、といった感じです。
それと、いまの賃貸マンションの駐車場では、左右は収まるのですが、前部が枠内に収まりません。なので、ナンバーが取得できないのです。購入には、まず販売店さんと相談した方がいいでしょう。
ブヨブヨとした乗り心地です。ビシッとしたドイツ車と比べると、「ゆるいなあ」という印象です。しかし、それはアメリカの車社会を考えると、当然なんです。日本の有料道路や高速道路が、アメリカでは原則無料。3ヶ月ほどアメリカに出張してレンタカーを乗り回したことがあるのですが、路面なんて悲惨な状況です。そこを時速120キロ前後で突っ走りますから、固めのサスペンションだと、同乗者と話すことすらできません。ブワブワ、ブヨブヨした乗り心地なのは、アメ車の文化です。ついでに、雑誌で「ブレーキの初期制動が悪い」といった記事を読みますが、こういう評論をする方も、アメリカ文化が分かっていません。アメリカでは、定年後にモーターハウスやキャンピングトレーラーを牽引して夫婦で全米を旅する方が非常に多く、大型車のほとんどがそれを想定したつくりになっています。1トン以上のものを牽引しているわけですから、わざとブレーキの踏み始めはジワジワ利くように設計されているわけです。確かに、乗り心地の甘さやブレーキの初期制動の甘さがあるのですが、それは「アメリカの車文化」と割り切るしかないようです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験