KINGDOM HEARTSさん
ホンダ ステップワゴンスパーダ
グレード:スパーダ・クールスピリット ホンダセンシング(CVT_1.5)
2020年式
乗車形式:マイカー
Mクラスミニバンでは最も乗用車ライクな乗り心地と操縦安定性
2021.2.9
- 総評
- ミニバンにはルックスよりも安定性や機能性、快適性を求めた結果、ステップワゴンになった。
セレナ、ノアヴォクシー、アルファード辺りが候補で試乗比較した。
ミニバンは基本的には好きではないが、ライバルと試乗比較し、これなら乗れるといった直感的な好印象だった。
ただ、色々装備を付けたら格上のオデッセイでも良いかと思ってしまった…
- 満足している点
- ・このクラスでは一番自然で乗用車に近い乗り心地と操縦安定性であること。(ライバルはバンを運転しているようでかったるい)
・排気量1.5リッター化によって経済性が多少有利。
・ターボによる低回転、常用域のトルク良さ。
・街乗りでは低回転のみで十分、これにより車内はかなり静か。
・わくわくゲートによるテールゲートの多様性。
(ほぼ横開きしか使わないが)
・内装が直線的で平衡感覚が掴みやすい。
・ブラックステップが渋く精巧。
・スパーダであるが、ライバル他車よりは押し出し感が弱い。
・ほぼ使わない3列目シートが床収納式。
・無駄に車幅が広くない。
- 不満な点
- ・価格がライバル他車よりも割高。
・わくわくゲートによるリアガラスの死角。
・バックランプが助手席側に1つしかない。
・ガソリン車には後方横検知の安全機能がない。
・インパネにソフトパッド部が少ない。
・予約ロック機能がない。
・オットマンシートがオプションでもない。
・カーテンエアバッグが各上級グレードしか選べない。
・3列目シート床収納式の宿命か、ライバルと比較するとシートが薄く小さい。
- デザイン
-
4
- フロントビューはマイナーチェンジでスッキリ好み。
一番まとまっていると思う。
ブラックスタイルになり、より精巧。
これが外装では最も良いポイント。
リアはわくわくゲートにより、左右非対称。
そしてリアゲートに分割線がくっきり。
そのデザイン性でなのか、バックランプが助手席側1箇所のみ、安全性の観点からも両側2つはマストだと思うが。
内装は直線基調であり、運転席からの平衡感覚が掴みやすい。
これが内装では最も良いポイント。
他車はインパネ辺りがウネウネしたデザインが多く、落ち着かなかった。
- 走行性能
-
4
- 他車に比べて、サスペンションは硬め。
ロール感も少ないので、高速道路やバイパスではスムースに曲がれる。
これが足周りで最も良いポイント。
1.5リッターターボにより、低回転でもトルクがあり、街乗りでは低回転のみで事足りる。それ故、車内も静か。
ただ高回転域が非力で、ターボのメリットを活かしてもう少し馬力に振ったエンジンチューニングでも良いと思ったのと、CVTの反応が遅いと感じた。
- 乗り心地
-
5
- 他ライバル車に比べて乗用車に近い乗り心地。
特にステアリングの反応は違和感が少なかった。
他車は良くも悪くもバンといった感覚でかったるい。
- 積載性
-
5
- 積載性はどのミニバンでも差ほど変わらないと思う。
リアのわくわくゲートと3列目の床収納式との相性が抜群。
これは他車にない最も大きいメリットと感じる。
- 燃費
-
4
- だいたい12km/L。
- 価格
-
2
- 同クラスにしては割高。
ここが一番不満点か。
- 故障経験
- 特になし。