ホンダ N-BOXカスタム 「売れてるクルマは違うねぇ♪N-BOXカスタム」のユーザーレビュー

売れてるクルマは違うねぇ♪N-BOXカスタム

2018.10.8

総評

久しぶりに、実家のオールドタントに乗ってみて、そのまったりした走りに、そろそろ軽自動車でもいいかも～と思っちゃいました。
それなら、一番売れてるという最新のN-BOXには乗っておかなきゃですよね。
試乗したのは、N-BOXカスタム、ターボです。

各項目で書きましたが、軽自動車としては内装の質感やデザイン、静粛性に加え、走りの部分でも相当頑張った出来のいいクルマだと感じました。
試乗でチョイ乗りした範囲では、良いモノ感満載で、所有欲を十分満たしてくれそうな、これまで有りそうで無かった軽自動車ではないかと思います。

いいとこ突いてきたなぁ、ホンダさん(^^

満足している点

運転席に座ってドアを閉めると、ホワァ～ン♪という優しいウェルカムホーン。
何となく嬉し面白で、ニヤニヤしながら3回くらいドアの開閉をやっていると、営業のお姉さんが、操作の仕方が分からないと思ったのか、エンジンのかけ方を教えに来てくれました…満足した点、その1です（笑）

その２…室内で驚いたのは、内装の質感の高さです。メーターナセル、ダッシュボード、ドアパネル、シートなど、見る、触れる部分のとりあえずの見た目質感がビックリ級の高さです。

その３…それに、メーター周辺のデザインは、これまで見たことがある軽ボックスのそれとは一線を画すカッコよさがあります。
比較的高めのダッシュボードの更に上に、小さな２連メーターが並んだ薄いメーターナセルが乗っているのが、何だかちょっとスポーティ。

いや～、素敵♪とても軽自動車とは思えません。
このクルマ、これまでの軽自動車から脱皮して、オーナーの所有欲を満足させることを狙ってますね。走りが良いとか、楽しいとかいう前に、モノとしての価値を上げて、欲しいと思わせる軽自動車になってます。
いいとこ突きましたね、ホンダさん。

不満な点

欲を言えば、モアパワーを～とか、もっと燃費を～とか、もう少し幅が欲しい～とか、あるかもしれませんが、様々な制約がある軽自動車の枠の中で、非常に頑張った造りになっていると思います。ターボでも、もう少し安けりゃそれに越したことはありませんけどね…（笑）

あ、ひとつありました。
ホンダセンシングの衝突軽減ブレーキが、低速域で作動しないようです。こういう機能はノロノロ運転を長時間強いられ、疲れが出てきて集中力が途切れやすい渋滞時などにもっとも欲しいものだと思われます。マイチェン以前でも、できるだけ早い時期に、ここをカバーして欲しいものです。

デザイン

-

走行性能

-

お店の前から、バイパスの様な広い道を、高速道路方面へとひた走ります。
低速域からターボが効くので、エンジンが頑張ってきびきびとした走りを披露してくれます。少々ターボ感は残りますが、街中での走りには何の不足もありません。

長い上り坂に差し掛かっても、その力強い走りは衰えず、アクセルを踏み込んでやれば、追越車線の流れをリードしてグイグイ走ることが出来ます。

走りの安定感も相当なもので、高速走行中に大きめの路面の不整を拾ってボディが揺れるシーンでも恐さがありませんし、音もショックも角を丸められたものだけが伝わって来るところが素晴らしいです。
お金かけてますね～、足回りにも♪

乗り心地

-

１　乗り心地は良好です。
軽としては、シートの出来が良さそうで、30分弱の短時間試乗の範囲では乗り心地には不満はありませんでした。
出来れば5～600km以上の長距離ドライブで、走り、乗り心地、シートのフィット感、疲労感等を試してみたいと、マジに思いましたよ。

２　室内がかなり静かです。
エンジンをかけても、車内はとっても静かで、エンジン音などは遠くで低く音がしている感じです。
高速走行中の室内も、軽自動車とは思えない静かさを保っています。もちろん無音という訳ではありませんが、聞こえる音に騒音の類がなく、しっかり遮音されていることが分かります。遮音材、奢ってますね～。

積載性

-

前後席とも座り心地を優先しているのでしょう、フルフラットみたいな便利系のシートではないようです。
色んな便利機能が付いたシートは、オプションで選択できるようです。
ただし、通常の軽並の積載力は備えてます。

燃費

-

平均燃費の値は、試乗の間中15.9㎞/Lを示していました。街中でも高速でも踏める限り踏んでいたのに、この値が変わらないというのは、余程長いスパンで計測しているのでしょうね。

価格

-

故障経験

試乗ですから。