ホンダ モビリオ 「出かけることが楽しくなる、素グルマ。これ...」のユーザーレビュー

出かけることが楽しくなる、素グルマ。これ...

2003.3.26

総評

出かけることが楽しくなる、素グルマ。これで２０何台目だろうか？スポーツ系からラグジャリー系、本格オフローダーまで、いろいろ乗り継いでモビリオに行き着いた。過剰な装備はいらないし、必要以上に締まった足もいらないし、違反を呼ぶような過激な加速性能も要らない。カタログ馬力も気にならない。　　そんな人にはもってこいのクルマ。中年夫婦がふたりで楽しく出かけるための、それもいつもウキウキしながら出かけられる・・そんな雰囲気をモビリオは持っている。そしていざとなれば独立する子供のちょっとした引越しに使えたり、一族全員でファミレスにいくこともできる。これを全部満たせるクルマは以外と少ない。あまり走らない方なので、燃費は気にならないが、それでもガソリンを入れるインターバルが長くなるのは気分の悪いものではない。
加速やハンドリングも決してとんがったパフォーマンスはないものの、少なくとも街乗りでは十分なレベルであり、これまで結構速いクルマに乗ってきたにもかかわらず、不満はない。久しぶりに車検を取るまで乗るかもしれないと感じさせるクルマだ。

満足している点

なんといっても居住性。必要以上なくらいにルーミーな室内は一度慣れるとやめられなくなる。フツーのセダンには乗れなくなる。これまでもイプサムやストリームなど、ミニバンを乗り継いだが、乗り降りのしやすさも含めて、いうことなし。サイドシルの高さが最適であったりドアの開き方の工夫もあって、ミニバンでもベスト。年老いた母親がたまに乗るが、これまでにくらべても乗り降りはとても楽そうだ。　　ハンドリングはあまり期待していなかったが、ゴルフの行き来の山道では結構な走りをするのでびっくり。高速はあまり得意でないが、それでも流れにのって走る分には十分。追い越しもCVTの感覚に慣れていればフツーのATよりもスムース。CVTそのものも低速での自然さやノイズの面ではHRVあたりより進歩が見られる。肝心の燃費だが、重量や空気抵抗を考えるとこんなモノか。どうしても渋滞の多い都心を走るため、満タン法でリッター１３キロチョイが最高記録。燃費計を見ると、都心走りではリッター１０ちょっとなので、これで平均燃費が悪化。まあ１０キロをきったことがないのがせめてもの救い。サードシートをしまうのも慣れると結構楽。セカンドシートをロックをはずして目いっぱい下げると、かなり足元に余裕が出て、大好評。フロントシートはこれまでに８台ほど乗ったホンダ車でベストのフィト感。シンプルなつくりだが、長時間のったり、ゴルフの帰りなどでも、腰がダルくなることすらない。けっこうおさまりもよい。家内からもフロントシートは好評。オプションのチタンクリアミラーは雨で大変役立つし、左下のビユーが広いのも安心感がある。

不満な点

リアホイールがボディーの後ろギリギリにきているため、荷室の横幅が不足。ストリームは最後部にゴルフバッグを横置きできた。３列目の畳み方はアイデアモノだが、いちいちヘッドレストをはずして、トートバッグに入れるのも、ちょと面倒。ホンダはいつもそうだが、フロントエンドが見えない。小回りはきくのでたいした問題ではないが、見えないので、ついつい余裕を持って回ってしまう。HIDなので明るさに不満はないが、ヘッドライトの配光はいまひとつシャープではない。オプションのナビのFM感度が今一歩なのも不満な点。コントロールパネル脇のウッドは、デザイナーの遊びだそうだが、いつ見ても違和感がある。エアコンダイアルは扱いやすさ、見易さでは言うことないのだが、明るいところで見ると妙に安っぽい。電動パワステは街ではまったく問題ないが、７０～９０キロあたりのレーンチェンジなどで追従性の悪さから違和感がある。スライドドアの取ってはよく指摘されるようだが、右利きの多い日本人には多少不自然だろうか。通常はリモコン操作なので、ほとんど気にならないが。最後の減税恩恵には間に合ったが、環境のホンダが未だに、このクラスのほとんどが二つ星であるもの情けない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験