ホンダ レジェンド 「都会的ムードの漂う、若々しさ溢れる一台。...」のユーザーレビュー

都会的ムードの漂う、若々しさ溢れる一台。...

2001.12.1

総評

都会的ムードの漂う、若々しさ溢れる一台。

　クラウンやセドリックは、見るからに豪奢で、それ自体がステータスであるが、
どこか垢抜けていないところがある。田舎の地主が肩で風を切って乗り回して
いるような、そんなイメージがなくもないのである。クラウンは典型的な「オヤジ
グルマ」なのだ。
　経済的には多少余裕があるけれど、そんなクルマには乗りたくない、という人が
少なからずいるだろう。そこでぜひおススメしたいのが、レジェンドその一台である。
　クラウンほどのステータスや神通力はないが、レジェンドでどこかに出かけるときの
洒落た心持ちというか、細やかな誇らしさといったようなものは、他にはなかなか
見つけられないかもしれない。都会的で優雅なイメージを堪能しつつ、アクセルを
しなやかに踏み込む心地よさは、確かにこのクルマにしか味わえないものであるだろう。
　金額的には決して安くはなく、その分購入の際には他の選択肢も多く用意されて
いるはずであるが、レジェンドという選択は、クラウン的思考からの開放を求める人に
とっては、俄然現実味を帯びてくるに違いない。

満足している点

インテリア、特にインパネに若々しさを感じる。日本的な高級感の
演出というものは見出しにくく、見方によっては殆どがさつでさえあるが、
これがある類の人間にとってはたまらなく鮮烈で、魅力的に映る。　
　独立三眼メータや、フラットな意匠のセンターコンソール、明るく彩られた
本木目パネルなどから感じられるのは、洗練されたスポーティーさや、
都会的で、さりげない高級感といったものである。必要以上に豪奢でないために、
ドライバーズシートにおいても、助手席においても、いやらしさを感じることはない。
　クルマそのものにステータス性を求めるのであれば、クラウンや
セドリックを購入したほうが無難だが、それよりも、洗練された、
都会的な意識の高揚を積極的に愉しみたいというのであれば、
レジェンドこそ、これを適えるのに足りる一台であると、私は信じる。

不満な点

このクラスとしては、エンジンがやや非力である。確かに、先代に比べ、
トルクのピークがより低回転域に設定され、扱いやすくはなっている。だが、
３,５リッターのエンジン出力が２１５馬力でしかないということは、明らかに
同クラス他車に見劣りがする。
　アクセルのレスポンスは決して悪くはないが、踏み込んだときのパワー不足は
否めず、多くのドライバーはこれにストレスを感じるだろう。私もその一人である。
　ただし、ハンドリングはいい。カーブを曲がる時のロールは低く、バランスよく
抑えられており、一度加速してしまえば、その後は心地よいドライビングが堪能できる。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験