ホンダ インスパイア のみんなの質問

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ガソリンですがハイオク車にレギュラーいれても大丈夫と聞きましたが
なぜわざわざハイオクガソリンを販売するのでしょうか?
エンジン性能もよくなってきてレギュラーで十分とききますが。

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ベストアンサーに選ばれた回答

ハイオクガソリンを販売しているのは,最高出力(馬力)と燃費を改善するためです。

●最高出力の低下
ハイオク用エンジンにレギュラーガソリンを使うと,下記のように点火時期を遅らせる制御をおこないますので,最大で10%くらい最高出力が低下します。スポーツ指向の車両では,この差は大きいので,ハイオク用エンジンにハイオクを入れる人が多いわけです。
一方,あまりスポーツ指向の運転をしない人の多くは,レギュラーガソリンを使っています。

●ハイオク用エンジンにレギュラーガソリンを使ってエンジンは大丈夫か?
大丈夫です。長期間,連続的に使用してもまったく問題ありません。
自動車会社では,ハイオク用エンジンにレギュラーガソリンを使うユーザが多いことは20年も前から承知していて,レギュラーガソリンでの確認をしています。この程度のことでエンジントラブルを招いては,無償修理費用で自動車会社はすべて倒産しています。たとえば日産GT-Rですら,レギュラーガソリンが使用可能です。もちろん最高出力は出せませんが。

●バイアス
このようなご質問の回答に対しては,利幅の大きいハイオクを売りたいというバイアスが入っていることにご注意下さい。

==================

まずエンジンには、ハイオク対応エンジンとレギュラー用エンジンがあります。そしてハイオク対応エンジンの大半は、レギュラーガソリンが使用できるようになっています。

●エンジンは3種類
(1) ハイオク専用エンジン … 昔のターボ車や大半の外国車は、ハイオク使用を前提としています。

(2) ハイオク推奨(レギュラーも使用可能)エンジン … 現在のエンジンの多くが、この仕様です。最高出力や燃費のためにハイオク使用を推奨していますが、実態はレギュラー使用が多いため、レギュラー使用時には、制御(後述します)を切り換えます。

(3) レギュラー使用エンジン … 最近、増えてきました。例えば、ホンダのインスパイア(3.5L)やマツダのアテンザは、前型車はハイオク仕様だったのですが、モデルチェンジしてレギュラー使用に変わりました。実態として、レギュラー使用が多いことを調査したからです。

●ハイオク仕様のエンジンとは
ハイオクガソリンはオクタン価が高く、より高圧縮比で使えます。エンジンの圧縮比を高くすると、出力と燃費(効率)が向上します。

●レギュラー対応ハイオク推奨エンジンとは (上記の(2)の説明)
高い圧縮比のままレギュラーガソリンを使うと、負荷が高い条件などでノッキング(ノックともいう)を生じます。これを回避するため、点火時期を少し遅らせます。すると、圧縮比を少し低くしたのと似た状態になり、ノッキング発生を回避できます。

ほとんどの使用条件では、点火時期を遅らせた制御(リタード制御といいます)の影響を感じるのは、難しいのですが、最高出力を使うばあい(全開加速など)や連続高負荷状態(富士山を高速で連続して登るとか)では、出力低下が感じられます。

つまりレギュラーガソリンを使用することで燃費悪化はありますが、これは負荷の高い条件であり,ほとんど条件で、ハイオクに対して大きな差はありません。

特にレクサスの直噴エンジンでは,燃焼室内に吹き込まれた燃料が気化するとき,燃焼室内の熱を気化熱で奪います。つまり燃焼室内温度は40~50℃低下します。これによりノッキングに強いという特徴があります。

またノッキング回避のためのリタード制御は,いつもやっているわけではありません。エンジン負荷の高いときにリタードしているのです。

●プラシーボ効果
ハイオクを使うと燃費や出力が大きく改善するのは、一部の高圧縮比エンジン(ターボのような過給エンジンも含めて)であり、一般のエンジンでは、走行条件差(道路事情や渋滞の影響)により明確に感じるのは難しいはずです。時々、燃費や出力の向上があるとの記事がありますが、いわゆる「プラシーボ効果」によるものです。

●ハイオクガソリンの出力
ハイオクガソリンは、レギュラーとは異なる成分のため、発熱量がわずかに大きくなっています。

レギュラーガソリン 34.5 MJ/L (低位発熱量では、32.8MJ/L)
ハイオクガソリン 35.1 MJ/L (低位発熱量では、33.3MJ/L)

出典は、資源エネルギー庁が作成したデータ(エネルギー源別標準発熱量(平成19年5月25日改訂)です。

つまり 1.7% ハイオクの方が、出力が大きくなります。この程度の差では、まず専門のドライバーでも感じるのは困難でしょう。

●まとめ
オクタン価95~100以上を前提とした一部の高級欧州車では、ハイオク使用が必要です。しかし大半の車両では、ノッキング回避制御(リタード制御)をしても、その差はわずかであり、「10円」を取り戻すのは困難です。もっとも毎日、何十回も全開加速するなら、ハイオク仕様のエンジン車とハイオクガソリンの使用をお勧めします。

ご参考になれば幸いです。

その他の回答 (6件)

  • ハイオクで設計されたエンジンにレギュラー入れても本領発揮できないからですよ。

  • なぜ快調なハイオクのみにしないのでしょうか疑問です
    安くてもパワー(トルク)の低い、粗悪な燃料を売ってるのが不思議です
    US排ガステストで使う燃料は
    日本のハイオクレベルです
    レギュラー車でもハイオクを使いますね

  • 日本のハイオクは、オクタン価100前後で最適な点火タイミングがとれて
    燃焼効率が高く、燃費も少し良いのですが、レギュラーガソリンは・・・・
    オクタン価91と低いために燃えやすく、最適な点火タイミング前に着火
    してしまう(ガタガタとノッキングする)ので、それをコントロールするために
    燃焼室の圧縮比を下げ、また・・点火タイミングを遅らせる対策をするので
    燃焼効率が低いのです。
    昔のハイオク車にレギュラーを入れるとノッキングしてしまい壊れましたが、
    今のハイオク車はノックセンサーを装備して点火時期をコントロールするので
    壊れることはありませんが、ハイオクよりもパワーが落ち、燃費も価格差以上
    に悪化するので、ハイオク車にレギュラーを入れるのは・・深く考えず、簡単な
    計算もできない愚かな人達だけです^^;
    ヨーロッパのガソリンのオクタン価は95なので、欧州車は日本ではハイオク
    指定になっていますが、この場合はハイオクとレギュラーを半々に給油しても・・
    大丈夫ですが^^
    日本車のハイオク指定車は100%ハイオクの方が良いようです・・・。

  • >ハイオク車にレギュラーいれても大丈夫と聞きましたが

    これは間違いです。確かにすぐに壊れはしませんがエンジンには全くよくないです。
    ハイオクはレギュラーと比べて燃焼しにくいのでハイオク仕様車のエンジンは圧縮比が高めに作られています。エンジンは圧縮比が高いほど大きな力を発揮するのでハイオク仕様のエンジンはパワーがあるのです。なのでハイオク指定車にレギュラーを入れるとプラグで点火する前にピストンの圧縮で爆発してしまいエンジンが不調になります(ノッキングといいます)。

    確かに最近のクルマはコンピュータの制御が高性能なのでハイオク指定車にレギュラーを入れても案外普通に走りますが、やはり設計上はハイオクを前提としているので全ての車種で大丈夫というわけではありませんし、同じ車種でも個体差によっては不調になる場合もあります。特に高性能スポーツカーだとあからさまに不調になる場合もあります。
    なのでハイオク指定車はハイオクを入れるのが望ましいのです。


    逆にレギュラー指定車にハイオクを入れるのもNGです。ハイオクを入れると不完全燃焼を起こし、エンジン内にカーボンが溜まります。レギュラー指定車にハイオクを入れると燃費が良くなる・性能が上がるというのは都市伝説です。

  • 「大丈夫」というのは、あくまでも、臨時的にレギュラーを使っても一応動く。というだけです。

    ハイオクは、ハイオクを使う事を前提に設計されたエンジンのためのガソリン。
    ゆえに、レギュラーではノッキングを起こしやすくなります。
    最近の車は電子制御でノッキングを起こさないようにあの手この手でノッキングを防止するような措置がほどこされていますが、万能ではありません。
    相手(エンジン)は機械のため、電気的な制御が必ずしも有効になるわけではないです。

    長期的に永続的にレギュラーを入れ続けているとエンジン寿命も短くなりがちです。
    また、本来のエンジン性能が発揮できなくなりますので、アイドリングが不安定になったり、加速が鈍ったりします。

  • ヨーロッパの車、輸入全車と国産スポーツカーが
    ハイオクガソリンを標準使用して開発のエンジンだから

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